世界的に影響を与えた地球滅亡予言「マヤの予言」とは何だったのか
1972年に発行された作家五島勉の著作『ノストラダムスの大予言』が70年代から90年代にかけて与えた影響は凄まじいものであった。多くの日本人が1999年の人類滅亡を刷り込まれ、80年代の新宗教にも少なくない影響を与えたと言われるほどに社会現象となった。
だが、1999年が過ぎ2000年となって以降、ノストラダムスの予言はまるで嘘だったかのように鳴りを潜めることとなった。
21世紀となり、ノストラダムスの予言と入れ替わるようにして登場したのが、「2012年地球終末説」と呼ばれる新たな予言であった。このきっかけとなったのは、古代にメキシコ南部などを中心に栄えたマヤ文明の、古代マヤ族が用いたという「マヤ暦」における予言である…(続く)