実験で判明、死刑になるかどうかは…その「容姿」次第だった?!
陪審員は、偏見を持たずに判決を下すことを宣誓される。しかし、死刑が議題に上るとその約束が破られるということが新しい研究で示唆された。コロンビア大学の研究者たちによって、被告の顔の特徴が死刑を宣告されるか終身刑を言い渡されるかに影響を及ぼすことを明らかにしたのである。
実験では、殺人罪で有罪判決を受けたフロリダの囚人の何百もの顔写真が、模擬陪審員に見せられた。唇が下がっている、眉毛が太いなど、特定の顔の特徴は信頼できないと判断され、死刑判決を受ける可能性が高いと判断された。
「これらの発見は、顔のステレオタイプが現実の世界で悲惨な影響を与える可能性があるという先行研究を補強するものです。重要なことは、この種の偏見と戦うための潜在的な入り口を提供することです」「顔のステレオタイプを根絶するための認知経路を明らかにすることで、今後の研究では、このトレーニングを広く適用できるかどうか、そしてバイアスの減少が長期的に持続できるようにする方法を調査する必要があります」と、ジョン・フリーマンは述べている…(続く)