ユダヤ教の学者が生み出した人造人間「ゴーレム」
小説や映画で度々登場する有名な人造人間「ゴーレム」。
本来のゴーレムはユダヤ教徒に伝わる人造人間のことだ。泥や水で出来ており、ユダヤ教の導師(ラビ)にのみ創り出すことが出来るとされた。ちなみにゴーレムとは、ヘブライ語で『胎児』を意味する言葉である。
ゴーレムは土や泥、水で人の形を作って断食や祈祷などの儀式を行った後、「emeth(心理)」と書かれた羊皮紙を額に貼り付けると動き出すとされた。動き出してすぐに成長をはじめ、作成した術者の命令通りに動く。しかし命令を深く理解しているわけではなく、術者の想定外の動きをすることもあったそうだ。また、安息日に働かせてはならないなどの制約を破ると、暴れ出して手が付けられなくなるという・・・(この続きはこちら)