家の軒下に潜む魂の番人 大きなガマの妖怪「センポクカンポク」
富山には「センポクカンポク」という少し変わったカエルの妖怪に関する伝説が残っている。
越中国の東礪波郡利賀村(現・富山県南砺市)に伝わるもので、大きなヒキガエルに似ているが顔は人間の顔をしているという。
普段は家の床下に潜んでおり、めったに表にでてこない。しかし、その家から死人が出ると死んだ人のもとに姿を現し、亡くなって一週間後には大戸の外で番をするような姿をみせる。そして3週間ほど家にいて、4週間目に墓場へとおもむき亡くなった人の魂を墓場へつれていくとされている。つまり、死者の霊魂の番人であり魂の道案内をする存在だと考えられていたようだ・・・(この続きはこちら)