歌人・紀貫之、京都の鬼門を守護する怨霊だった!?
平安時代の歌人であり、『土佐日記』の作者、『古今和歌集』の編者としても知られる歌人が紀貫之(きのつらゆき)である。
彼は『竹取物語』の著者とも言われており、平安期の代表的な文化人である。紀氏は和の五王時代に紀州(現在の和歌山県)で勢力を振るった豪族であり、かつては朝廷で重職にあったが、貫之の時代には藤原氏の勢いに押され、和歌や文章で自己主張する程度であった。
この紀貫之が選んだのが『六歌仙』(貫之は、六人の歌い手として選んだだけであり、”六歌仙”という名称は後年付けられた)である・・・(この続きはこちらから)