火の玉か、人魂か、それとも…?正体不明の怪火「ワタリビシャク」
京都に出没したとされる怪火。青白く光り、ふわふわと飛ぶ柄杓のような形をした火の玉である。その形状からこの名が付けられたようだが、なぜこのような物が出没するのか、何がこの怪火を形作るのかは判明していない。
ワタリビシャクのように変わった形の怪火の話は各所にあり、石川県は能登地方の七尾には「四角い首の怪火」が出たとする話が残っている。
七尾に居を構えていた大野長久という俳人がいたが、彼の屋敷には怪しい灯火や人影が出るという噂があった。ある時、彼の家の蔵で下女が失神しており、介抱して話を聞くと四角い提灯のような火が地上30センチほどの所を飛んでいるのを目撃・・・(この続きはこちら)