「旅巡業公演中の怪異2話」
前回投稿させていただきました児童劇団の旅巡回での不思議体験のその他の投稿を忘れないうちに送らせていただきます。
讃岐の白狐です。場所、地名は相変わらず明確には思い出せませんが、見渡す限り山々に囲まれ、大きな河川が町を横ぎって流れている、確か愛知県ののどかな街と言うか村で遭遇した不思議な話です。
大きな川に沿った土手の道をトラックとバンの二台で走り、世の中にナビも存在せず、私が車内で大きな地図を広げて人間ナビをしながらの移動でした。やがて、地図上、目的地の小学校に近付いてきましたので、私は地図を片付けて目で小学校の所在を探していましたが、それからすぐに高い建物も数少なく開けた田園風景の中に 白い小学校の校舎らしき建物を発見しました。
意外と校舎も体育館も新しく、大自然の中で少し違和感を感じたのを覚えています。
さて何処から運動場に車両を入れられるのかと、トラックの助手席で身を乗り出して進路を探っていますと、時間はまだ午前9時前だったのですが、既に 体育館の正面入り口から運動場に掛けて30人程の人が並んでいるのが見えました…(続く)