巨大な女妖怪・八尺様に関する怪談


巨大な女妖怪・八尺様に関する怪談
最近、と言っても今年に入ってからだが、ネットで情報が広がった八尺様という妖怪に関する投稿がブログ妖怪王に増えている。
情報を整理すると、2m前後のでかい女が若い男に目をつけ、とり殺すという内容が多い。その服装は赤い服とも、黒いロングコート(稀に着物の女とも噂されている)とも言われている。ある村(これも諸説あり、山陰、東北、北陸など様々)の中に、地蔵(塚という説もあり)による結界を使って封印されていたとも言われているが、八尺様の被害は十年に一度ぐらいの稀なものである。また一説によると、結界が一部崩壊し、外部に出たと言われている。
ネットの中では、八尺様らしき怪女に遭遇した人々の体験談が披露されている。だが、この八尺様に有った者はなかなか逃げきれないらしく、部屋中にお札が貼られた場所に隔離されるとも、霊能者4,5人で守護されるとも言われている。だが、執念深い八尺様は、狙った男を何処までも追跡してしまう。
以下、ブログ妖怪王の投稿怪談 一部読み易いように加筆・修正、なお本人に数回メールで詳細を確認し、加筆しております。なお、直接面談し情報聞き取りはしていないので、怪異証言にはカウントしません。(文・山口)
「私の祖父が、学生だった昭和初期の頃のお話です。祖父は遠縁にあたる婚約者の郷里の山村に行きました。北陸の山村で寂しい村でしたが、その日は村をあげての大歓迎で朝までお酒を飲まされたそうです。明け方、祖父は庭で巨大な赤い着物を着た女を目撃しました。女は目がうつろで、髪の毛がバサバサの長髪、指先の爪がひどく伸びていたそうです。祖父はふらふらと庭に下りてしまい、女にちかよりました。祖父は当時では珍しい長身で180cm近くあったのですが、自分の目の高さが、女の胸元の高さと一緒でした。祖父の話では2m以上あったそうです。その女はいきなり祖父を抱きしめて、山中に物凄いスピードで引っ張っていきました。祖父は気が遠くなり、気がつく山頂で失神していたそうです。山狩りに来た村人に助けら得たのですが、祖父は「山の女に魅入られた男」と呼ばれ、婚約の話はなくなったそうです。また、事件直後その村では「山から女が降りてこないように結界を張りなおさないといけない」と村人が騒いだそうです。因みに祖父はその時、おがやみさんから貰ったお守りを亡くなる日まで持っていたそうです。ですが、数年前祖父が亡くなった葬儀の日、受付をやっていた従兄弟の話によると、赤い着物の巨大な女が遠巻きにじっと見守っていたそうです。また、お棺に入れたはずのお守りもいつの間にか無くなっており、焼いた骨もほとんど無かったそうです。祖父の遺体は何処にいったのでしょうか」
「僕は山陰の某学校に通う学生なんですが、ネットで噂になっている八尺様とは、僕の家のある旧○○村地域のことでしょうか。確かにここには顔の巨大な女が男の後を付回す伝説があり、平成初期にも知り合いの男性が巨大な女を目撃し、変死しました。村の守護神だった地蔵や塚も最近は宅地になってしまい、女の妖怪が出るのもそのためかと」
「東北の学生です。2m近い女が黒いロングコートを着て、若いイケメンの男にストーカーするという話が噂として広がっています。女は妖怪らしく、ものすごい怪力らしいです」
元ネタ、或いは同じ妖怪と思える者


八尺様の漫画が掲載されているコミック、なかなかおもしろかったです。
↓
山口敏太郎監修の八尺さまの漫画掲載されています。
関連記事 ネット発の妖怪 怪物
最近、と言っても今年に入ってからだが、ネットで情報が広がった八尺様という妖怪に関する投稿がブログ妖怪王に増えている。
情報を整理すると、2m前後のでかい女が若い男に目をつけ、とり殺すという内容が多い。その服装は赤い服とも、黒いロングコート(稀に着物の女とも噂されている)とも言われている。ある村(これも諸説あり、山陰、東北、北陸など様々)の中に、地蔵(塚という説もあり)による結界を使って封印されていたとも言われているが、八尺様の被害は十年に一度ぐらいの稀なものである。また一説によると、結界が一部崩壊し、外部に出たと言われている。
ネットの中では、八尺様らしき怪女に遭遇した人々の体験談が披露されている。だが、この八尺様に有った者はなかなか逃げきれないらしく、部屋中にお札が貼られた場所に隔離されるとも、霊能者4,5人で守護されるとも言われている。だが、執念深い八尺様は、狙った男を何処までも追跡してしまう。
以下、ブログ妖怪王の投稿怪談 一部読み易いように加筆・修正、なお本人に数回メールで詳細を確認し、加筆しております。なお、直接面談し情報聞き取りはしていないので、怪異証言にはカウントしません。(文・山口)
「私の祖父が、学生だった昭和初期の頃のお話です。祖父は遠縁にあたる婚約者の郷里の山村に行きました。北陸の山村で寂しい村でしたが、その日は村をあげての大歓迎で朝までお酒を飲まされたそうです。明け方、祖父は庭で巨大な赤い着物を着た女を目撃しました。女は目がうつろで、髪の毛がバサバサの長髪、指先の爪がひどく伸びていたそうです。祖父はふらふらと庭に下りてしまい、女にちかよりました。祖父は当時では珍しい長身で180cm近くあったのですが、自分の目の高さが、女の胸元の高さと一緒でした。祖父の話では2m以上あったそうです。その女はいきなり祖父を抱きしめて、山中に物凄いスピードで引っ張っていきました。祖父は気が遠くなり、気がつく山頂で失神していたそうです。山狩りに来た村人に助けら得たのですが、祖父は「山の女に魅入られた男」と呼ばれ、婚約の話はなくなったそうです。また、事件直後その村では「山から女が降りてこないように結界を張りなおさないといけない」と村人が騒いだそうです。因みに祖父はその時、おがやみさんから貰ったお守りを亡くなる日まで持っていたそうです。ですが、数年前祖父が亡くなった葬儀の日、受付をやっていた従兄弟の話によると、赤い着物の巨大な女が遠巻きにじっと見守っていたそうです。また、お棺に入れたはずのお守りもいつの間にか無くなっており、焼いた骨もほとんど無かったそうです。祖父の遺体は何処にいったのでしょうか」
「僕は山陰の某学校に通う学生なんですが、ネットで噂になっている八尺様とは、僕の家のある旧○○村地域のことでしょうか。確かにここには顔の巨大な女が男の後を付回す伝説があり、平成初期にも知り合いの男性が巨大な女を目撃し、変死しました。村の守護神だった地蔵や塚も最近は宅地になってしまい、女の妖怪が出るのもそのためかと」
「東北の学生です。2m近い女が黒いロングコートを着て、若いイケメンの男にストーカーするという話が噂として広がっています。女は妖怪らしく、ものすごい怪力らしいです」
元ネタ、或いは同じ妖怪と思える者


八尺様の漫画が掲載されているコミック、なかなかおもしろかったです。
↓
山口敏太郎監修の八尺さまの漫画掲載されています。
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