スプーン曲げで一世を風靡した「ユリ・ゲラー」の昔と今
ユリ・ゲラーは、1946年にイスラエルで生まれた「超能力者」と呼ばれる人物である。1970年代になってから、日本で当時放送されていた数々の人気番組や以降の特番などに多数出演し、「スプーン曲げ」や「遠隔での壊れた時計の復活」を披露したことで一世を風靡した。
若かりし頃から、友人のパーティやナイトクラブで超能力ショーを行ない、アメリカに渡った際には、テレパシーや透視などの超能力テストが実施されたそうだが、芳しい結果は得られなかったようである。
海外ではパフォーマー、奇術師とはっきりみなされているようであるが、日本では今でも超能力者として紹介されることが多い。また、彼の代名詞「スプーン曲げ」は、のちに日本各地で多く発見された超能力少年、清田益章や関口淳などにも多大な影響を及ぼした。ゲラーは、70~80年代のオカルトブームのまさしく立役者の一人であったと言えるだろう…(続く)