末代まで禁じられた!?呪われし花
今年は桜の開花が例年より早まり、4月に入った早々からもう葉桜に変わってしまっていた。ゆっくりお花見もままならなかった人もいたであろうか。
だが多種多様な花々を楽しめるのはこれからの季節である。中でも百合の花が見頃になる季節もまだこれからだが、この美しい花には切ないながらに恐ろしいエピソードもあったのだ!
戦国武将・佐々成政の血を受け継ぐ佐々家では代々、百合科の花を植えたり生けたりすることが禁じられてきたそうだ。
越中(富山県)を治めていた成政には、早百合という美しい側室がいた。早百合は寵愛を受け子宝を授かったが、他の側室達からあらぬ噂を流されてしまった。よりによって厳しい寒さの中でさらさら越えした成政が、収穫を得られず帰ってきた直後にそのことを聞いてしまったのだ・・・・・(続く)