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岡田博美 &ウィーン・フィルハーモニー弦楽三重奏団
ブラームス
ピアノカルテット全曲
1984年以降ロンドンを拠点に活動する岡田博美である。彼の本領はやはりロマン派音楽にあろう。この演奏を聴いていると、ピアニストとしての円熟期を迎え、ブラームスの濃厚なロマン性と緊密なアンサンブルの妙を見事にこなす芸域に到達したという感慨がある。
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
日本の演奏家は滅多に聴くことがありませんが
さすが日本人!
各楽器のバランスが絶妙です全ての楽器がこの曲を理解し仕上げるため
自分を押し出すことなく上手く演奏してるようです
このCDを聴く前にアルゲリッチ クレーメル ユーリ・パシュメット ミッシャ・マイスキーによる4者丁々発止?とした演奏を聞いてたところですが火花が飛びつつ上手くおさめられてるアルゲリッチ盤の方が聞いてて刺激があります。
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どうでしょう?
ブラームスの音楽が必要以上にロマンティックに解釈された岡田博美の演奏これはこれでありかもしれませんね。
どの楽章もゆったりしたテンポで始められ、進むごとにエネルギーの発散場所を目指しつつ曲を支配してるのは素晴らしい。
Op25の4楽章になるとそれまで大人しかった岡田博美が迫って来るのに合わせてウィーン・フィルハーモニア弦楽三重奏団が待ってましたとばかり良い感じにぶつかり合っています。
トータルとしてこれはこれでアリの解釈かも。
私はブラームスのカルテットが大好きになっています
お勧めの演奏ありましたら紹介お願いします。
柿島秀吉