
スビャトスラフ・リヒテル & ボロディン四重奏団
シューベルト
弦楽四重奏曲 第14番 ニ短調 D810《死と乙女》
シューマン
ピアノ五重奏曲 変ホ長調 作品44
録音は1994年と言うことはリヒテル晩年の録音だと言うことだが演奏はリヒテル特有のダイナミックで繊細で生き生きとした演奏である。
晩年ですが指のもつれなどは一切感じられないと言うよりまだ若い頃の演奏ではないかと思うほど白熱した解釈である。
まだ出会っていない名演にこうして出会えるのは幸せこの上ありません。
ただ一つ
ヤマハのピアノを使っていると想像しますがこのピアノフォルテッシモは音が潰れて団子になること以外はかなり綺麗に響いているようです。
スビャトスラフ・リヒテルのタッチに追いついていないのは残念で仕方がない。
柿島秀吉