この旅行記は2005年に書かれたのモノです。従って現地の状況や数値等が現在とは違うと思いますのでその点をお含みの上ご覧ください。
「ケニア・タンザニア、サバンナ旅行10日間(20050310-19)」
キリマンジャロ山
ケニアは総面積が58万平方キロで日本の約1,5倍、人口は3000万位。タンザニアは総面積が95万平方キロで日本の2,5倍、人口が3100万くらい。どちらも赤道直下に位置します。時差は6時間。海岸部を除き標高が1000-2000mくらいのサバンナ地帯で占められ比較的過ごしやすい気候でした。
両国ともかつては英、独等の植民地であり、その前はアラブ人に支配されていた歴史がありますが、今は独立した共和国です。旅の主目的はキリマンジャロ山を見ることなので、他の方のように野生動物をどうしても見たいとは思っていませんでした。
今までに北米のマッキンリー、南米のアコンカグア、大洋州(ニュージーランド)のマウントクック、ヨーロッパのモンブラン、アジアのエヴェレスト(チョッとてっ辺が見えたかなと言う程度)と6大陸の最高峰を見る旅の締めくくりでした。その他北はヨルダン川に始まり死海、紅海を裂き、東アフリカを縦断し、南はザンビアまで続く地球の裂け目、「大地溝帯」やバウバオの木なんかにも関心があるし、群れ集うアフリカンフラミンゴも見たかったのです。それまでアフリカはエジプトとモロッコしか行った事がないのでチョッとワクワクしていました。
今回の団体さん。関西勢9名、関東勢5名+30代の美人添乗員さんの総勢16名でこぢんまりとイイ感じ。20代4名グループは卒業旅行の大学生、医学部とかで親がお金持ちなのか景気がよさそう。30代二人連れの女性看護士さん、40代、20代の母子連れ、70前後と60前後の夫婦、50代の自称主婦でキャリアウーマン、見た目独身で旅慣れした女性、最高齢の旅ともSさんとMyself。皆さん礼儀正しく、きちっと時間励行、若者は皆礼儀正しく、挨拶も向こうからされる方ばかりで感じが良い団体でした。
3月10日、空港出発時間が23時15分なので出発は遅くてもいいのだが、家にいても何だか落ち着かないので17時に出発、19時過ぎにはもう到着。Sさんと合流して軽食を食べ、21時の集合時間まで暇潰し。空港は24時間空港を標榜しているが何となく活気が無く夜便は23時15分発エミレーツ航空ドバイ行きが最終便でそれに乗機する頃は店も殆ど閉まり閑散としていた。(2005年当時のお話で今はいつも満員)
エミレーツ航空はドバイを本拠地にした航空会社だが地図を見ると結構多方面に飛んでいる。世界第三位のサービスとの評価を期待したが、乗務員は活発で笑顔笑顔と感じがよく合格。食事や装備もグーで人気の程を納得。モニターによると日本―北九州―上海―チベットーパキスタンードバイへ実フライと時間約11時間半。現地時間6時前に到着。
3月11日、ナイロビへの乗り継ぎ地ドバイ空港は24時間空港だが人と活気に溢れ、勿論構内全設備が不夜城のように輝いて開店。コレゾ24時間空港と言うお手本みたい。中近東アラブ首長国連邦の一小国だが乗り継ぎ便が世界中からやってきて次々飛び立つ様は圧巻。
しかしながらセキュリティが厳しくゲートで引っかかり5回もやり直し通過させられた。結果ジジ一人だけ遅れて出たので慌ててしまい、上着を忘れたのに後で気付いて又取りに戻り更に大慌てしました。ここで2時間待ちだがいろんな国の人々が行き交うのを見ていると退屈はしない。終着地ナイロビ行きに乗り換えて約5時間、現地時間12時に無事到着。到着直前ケニア山(5199m)を窓外に遠望できた。ラッキー!
ナイロビはケニアの首都で南緯3度。赤道直下だが標高が1600m位あるので気温30度で陽射しはきついけれど、むっとする程度でそう暑さは感じなかった。3台の日産ワゴン車に分乗、一路今日の目的地「アンボセリ国立公園」へ。くじ引きでドラーバーを選び、高齢者グループ6名はキクユ族出身で日本語がややたんのうなベンソン君。 現地サファリも含めて今日の走行予定250km。
走り出して気付いたのだが冷房が効かないので室内はかなり暑い。その上かなりの悪路でこんな状態でこれから8日間身体が付いていけるのか心配だったがナイロビから南へモンパサーウガンダハイウエーと言う幹線道路を走る間は一応舗装してあるので全員無事でした。
走り始めて1時間半くらい経った所で草原のかなた、はるか遠くに今回の旅の第一目的だった「キリマンジャロ山(5895m)」を雲の切れ間に始めて遠望できた。何しろ高山なので中々晴れて頂上は見えないと聞いていたので、まだ薄っすらとしか見えないのにイヤー感動しましたね。ただしそれは山好きのジジだけだった見たい。タンザニアの国境近くの町ナマンガで小休止、16,45分頃アンボセリ国立公園ゲート到着。イヨイヨ「Safari」に出発。何だか少し緊張。
ナマンガからは舗装の無い悪路で砂塵を上げ、揺られっぱなしで、それでもマサイキリン、グランドシマウマ、ヌー、バッファロー、ダチョウ、ガゼル、イボイノシシ、ハイエナ、ハゲワシ、ゾウ、バブーン、カバ、ヒヒ等々を散見しながら公園内の「アンボセリ・セレナ・ロッジ」に18,30分頃到着。夕食時にはカバちゃんが前庭にお出ましだった。写真は一旦国立公園や保護区に入ると天井の窓は開きますが、外には先ず出られないので車窓から撮るのと、揺れるのとで中々上手く取れませんでした。つづく
初めてキリマンジャロ山を遠望。
キリマンジャロ山A
キリマンジャロ山B
セレナロッジ部屋
シマウマ
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