Greenさん コメントアリガト。お風邪を召されてお静かにお過ごしだったとか。でも回復されてヨカッタですね。にしやんさんコメントアリガト。間もなく大相撲開幕、始まったら又コメント下さい。
生田大和さん初の一本建て公演を26日に拝見。今回はフランスの作曲家ドーヴ・アチア氏とのコラボでコミュニケーションを取りやすくするためにも理解できる共通の背景が必要で「カサノヴァ」が選ばれたとか。やはり音楽の力って大きいですね。スターさん達夫々に中途半端ではない、かつ歌唱力を必要とする歌曲が用意され、又スターさん達もそれに応えて立派に歌いこなされたと思います。
しかしそのせいで1本建てになったとは思いませんが、ストーリ-としては山場に乏しく2時間40分で無くても作品としてもっと凝縮すればよりよく纏まったのではないかとジジは思います。まずカサノヴァが数多の女性遍歴の結果重罪が課されて収監されるがあっさりと脱獄出来て物語が始まり進が何故そんなに重罪なのかと言う点が判りずらい。
でもカーニバルの時期を背景に場面は流れるように進み、流れる音楽が判りやすい旋律で聞きほれてしまいました。明日海さんはポーの一族より適役ではなかったかとジジは思いました。時として女遍歴が当然と思わせる男の色気も見せてまさに今旬のスターぶりでステキでした。
今回退団の仙名彩世さん、最後に良い役に出会えてとても良かったです。2番手さんは得てして2枚目にこだわってトップの友人とか理解者とか善人にされがちですが、今回は厳格な審問官で登場。一皮むけて大きく見えました。鳳月杏さん、意外性のある女役で成熟した美女として登場。キレイな声でこれも驚き。適役でした。月組で立ち役としても活躍して下さいね。
神父役の最近躍進著しい水美舞斗さん、常にカサノヴァの分身みたいに陰ひなたになり存在感あり。コメディセンスも生かされてました。ダニエラ役の桜咲彩花さん好演で初めて印象に残りました。瀬戸かずやさんもスッキリ2枚目でしたが、もう少し前面に出ても良かったのでは。後若手の方々も目立つように見せ場もありましたが、席の関係でよく判りませんでした。
今回は1本建てなので衣装が良かった。又装置もベネチアの街が背景として使われたり、街のミニチュアを生徒さんが動かして場面転換するなど回り舞台も効果的でした。振り付けは外部の方が大部分を担当されましたが、ドーヴ・アチア氏の音楽性をよく理解した振り付けだったと思います。照明も劇の転換にダイヤライトを使ったりと斬新でした。見て損はないよ!
以下公式HP参照
祝祭喜歌劇 『CASANOVA』作・演出/生田 大和 作曲/ドーヴ・アチア
Contact and Agent of Mr. Dove Attia: Guillaume Lagorce Organisation info@glorganisation.com
18世紀ヴェネツィアに生まれ、ロココ文化華やかなりしヨーロッパ諸国を跳梁(ちょうりょう)した稀代のプレイボーイ、ジャコモ・カサノヴァ。詩人や作家、聖職者、詐欺師、錬金術師、そしてスパイ……様々な貌(かお)を持つカサノヴァが辿った数奇な人生を基に、愛と夢に彩られた冒険譚を明日海りお主演のオリジナル・ストーリーで綴るスペクタクル・ミュージカル大作。数度にわたって繰り返し映画などの題材とされてきた「世界の恋人(カサノヴァ)」が、『太陽王』『1789』『アーサー王伝説』などを手がけたドーヴ・アチア氏書き下ろしの楽曲と共に、宝塚歌劇の舞台に新たに蘇ります。
数々の女性と浮名を流し、ヴェネツィアの風紀を乱した罪で「鉛屋根の監獄」に投獄されたカサノヴァは周到な計画を立て、見事脱獄を果たす!!……折しもヴェネツィアはカーニヴァルの日を迎えている。その人混みに乗じて逃亡を試みるものの、脱獄したカサノヴァがカーニヴァルに紛れている事に気がついた街の女達がこぞって彼を助けようとしたばかりに、かえって大騒動となる!!……その最中、カサノヴァは一人の女性と出会う。修道院での行儀見習いを終えたばかりというヴェネツィア総督の姪、ベアトリーチェ。彼女との出会いが、カサノヴァの運命を大きく揺り動かして行く。理想の愛を求め、彷徨い続けるカサノヴァが最後に辿り着くところとは、水上都市ヴェネツィアを舞台に、カサノヴァの新たな冒険が今、幕を開ける!
まさに旬のスター 明日海りおさん 適役でした。でも悪者にはどうしても見えませんが…
これで退団は惜しまれるが、最後の舞台で輝いていました
立ち役的な立場で舞台を引き締めていた柚香光さん 大きく一皮むけた存在でした。
その妻役で月組への移動が発表された鳳月杏さん 美声に驚き 適役でさらってました。
サラリと数多の女性遍歴?を表現した場面なのか
コンビ最後の2ショット
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