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ケニアからタンザニアへ国境を越えて。②(2005年・タンザニア)

2016-11-29 15:13:39 | 海外旅行

2005年3月12日、野生動物は朝と夕方に活動が活発になるからと早朝からアンボセリのサファリに再び出発した。ここへ来るまで「野生動物は実際そんなに近くでは見られないのではないか?そんなに都合よく沢山は見られないのではないか?TVや動物園で見ているから例え見られなくてもいいかな?」なんて軽い気持ちでした。 

所がこれは見事に裏切られました。アフリカの空気が満ち満ちた大自然の中に生きる野生動物はイキいきとしており先ず姿や動きがウツクシイ!そしてサファリーカーに慣れているせいかごく自然に振舞って、相当近づいても逃げない動物も沢山いました。 

昨日はあんなにはっきり見えたキリマンジャロ山も今朝は顔を出さず裾野だけ、動物達を見ながらタンザニアとの国境の町ナマンガに戻り、ここでケニア側のドライバーさん達とはお別れ。最近値上がりした入国税US$50を支払って無事通関した。 

タンザニア側には四駆のトヨタランドクルーザーが3台待ち受け、くじでバンツー族出の「カシュワ(スワヒリ語で軽い草の意)さんが我々のドライバーに決定。座席は6人が順番に毎日入れ替わる事になった。おかしいのは向こうのドライバーさんは日本語勉強のため日本語で話したいのに、60代夫婦の奥さんは英語の勉強中なので向こうが片言の日本語で話すと、こちらは片言の英語で返すと言う珍妙な会話が続きました。 

旅行社の係女史の話では、タンザニア側は経済的にもケニアより大分遅れており、道路は全然無舗装と言う事でしたが、むしろケニア側より立派な道路でした。特にセレンゲッティ国立公園へ伸びた新道は日本のJAICAの援助で最近出来たとかでセンターラインのあるスバラシイ舗装道路でそこだけは快適なドライブが楽しめました。国内で要らない道路に金をかけるのならこういう使い方で途上国を援助するのは大賛成です。 

ナマンガから70kmでタンザニア第6の人口30万都市、キリマンジャロの登山口アルーシャへ。この間もすばらしいサバンナの平原風景と道路で途中形が富士山に似たロンギド山(2629m)やメルー山(4565m)に出会う。これらの山にさえぎられインド洋から吹いて来る湿潤な空気は山の向こう側に緑豊かな山地を形成しているとか。

事実キリマンジャロ山はタンザニア側にあるのだが見るのはケニア側がいいとか。おかしいのはこの当たり一体キリマンジャロコーヒーの産地なのだが、メルー山の麓ではメルーコーヒーと言っているらしい。有名なブランドにあやかるより、地元の山の名にこだわるのがオカシイ。 

海抜1390mのアルーシャで昼食となる。「フレームツリー」と言う郊外の緑が多いレストランは静かで涼しい。コック姿のママさん風コックが「皆私が作ったのよ」と言う料理は簡素だがこの旅では一番口にあった。特にアフリカ風という肉の煮込みは美味かった。 

今回殆どの所では観光客向け、それなりの欧風料理が出ましたが、素材は牛肉、ラム、鶏、豚と多彩。また野菜や果物も豊富で素材自体の味が残る自然なものだった。味付けは多彩であっさり、アフリカ風、アラブ風、ヨーロッパ風、インド風が混在しておりインディカ米もついてくる。 

後パンが美味しかった、しっとりとし重量感のある風味が良かったです。ビュッフェ風が多かったがキチンとコースで供される場合も何度かあり、サービスもそれなりに洗練されていた。特に食べ終わった皿は直ぐさりげなく片付けるマナーは抜群だった。そうそう高菜に似た野菜をピリカラ風に油いためしたのも美味しかったです。

つづく

網目キリン

アチコチニアリ塚が

ナマンガの街角にて

 

 

 

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