少し古いが9月13日は早朝出発。危惧した雨も落ちていない。7,43分には新大阪到着。新大阪はポケモンがいそうなので早めに1Fに行き数匹ゲット。でも珍品はいませんでした。上高地へ初めて行ったのは昭和35年。単なる観光でした。初めて見る穂高連峰と梓川の佇まいにいたく感激。以後アルプス登山の行き帰りに、上高地だけにと10数回訪問。最後に行ったのは20年くらい前で以後ご無沙汰でした。足を悪くし歩かないと行けない所なので今回が最後と思い行ってきました。
今は道幅も広くなり大型バスでさっと行けますが、昔は狭くて恐ろしい道でボンネットバスしか行けない所でした。道路が良くなりマイカーが増えて環境が汚染されるので今は基地になる場所までマイカーで。そこからはシャトルバスだけで行けます。何故か大型観光バスは直行できます。昔11月の半ばもうバスがないので歩いて釜トンネルを抜けて雪の来ていた上高地へ行ったのも思い出です。
名古屋まで新幹線、中央西線で松本へ、そこからはバス15時ころ大正池に到着。途中から天気の回復する兆しがあり大正池到着時には雨は殆ど上がった。50年くらいぶりの大正池はすっかり小さくなり焼岳の噴火で立ち枯れた木も殆ど無くなっていた。夏でも秋でもなく雨模様のせいか人は少なく静かな雰囲気で久しぶりの上高地を整備された木道を歩いて田代池からホテルまで歩く。途中から小雨が降り始め傘をさしての撮影は不便。途中「8月19日にクマが出ました」の張り紙があり、周りに誰もいないときは歌を歌って歩きました。
50年前と一番違うのは樹木が立派に育ち鬱蒼とした森になっていたこと。後は玲瓏な空気や静寂な佇まいは昔のまま。やはり上高地はスバらしい。日本で一番好きな場所です。ホテルは昔「清水屋」と言っていた旅籠兼山小屋がすっかりリゾートホテルに変身。上高地のどの旅館も殆どが同様。温泉もありレストランも洋風で勿論夕食はフレンチフルコ-スにワイン。まあこれはこれでいいかもと。
何故かローストビーフが熊本牛でした。夜半大雨で目覚めた方が多かったと朝聞きましたがジジは目覚めず。朝外を見るとナント部分的に青空が見える。俄然元気が出て6時には出発。ホテルから梓川左岸を河童橋まで歩き今度は右岸をホテルまで歩いて満喫。この頃から雲がどんどん切れて晴れてきた。ラッキー!最後は快晴に。バイキングの朝食を済ませ、右岸を明神池目指して歩く。
でも無理は禁物と思い直し、岳沢登山口で引き返し、小梨平で穂高連峰を見ながら1時間余をのんびりと過ごす。お天気に恵まれホントによかった。これでもう思い残すことのない最後の上高地行。お昼は五千尺旅館で名物の「ビーフシチュー」。でも二日続きの肉料理には閉口。ジジはラーメンが食べたかった。上高地にポケモンがいてももう驚かない変貌ぶりでしたが、自然は昔の儘で変わらずにいてくれて感激。この日は20029歩も無事歩けてウレシ。後遺症も出なかった。写真ご覧あれ。
まだ少し立ち枯れた木が残る大正池
草紅葉の田代池
川霧にかすむ田代橋
朝もやが起つ梓川と明神岳
朝の河童橋から仰ぐ穂高連峰
スッカリ変わった上高地のホテル
明神池への道
河童橋と焼岳
秋色の穂高連峰
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