久々の記事となります。選挙についての記事は選挙違反ともなりますので差し控えたいと思いますが、今後4年間、同様の立場で、ブログを続けますのでよろしくお願いいたします。
さて、岐阜市議会では会派の分裂が起きており、今後の議会運営が危惧されております。新聞紙上では、議会の混乱を指摘する市民の皆様のご意見が多いようです。分裂によって統一的な方向性が見いだせないのではないか、また対立していては具体的な政策が妨げられるのではないかという懸念ではないかと思います。つまり、中央国会のねじれ現象のようにとらえられているのではないでしょうか。
しかし、一方ではそうしたことが議会の活性化につながることも考えなければなりません。多様な民意の負託を受けた議員として議論を活発化していくには、会派の分裂もやむを得ないところがありますし、分裂によって議論が表面化するということもあるでしょう。今までは会派内の議論があってもそれが表面化しないために、体制に従属しているといった見方が強く、議会は何もしていないのではないかという議論も見受けられました。
こうしたことから、単に事が進まないということよりも、民主主義の制度としての本来の議会の役割は何であるかということも十分考えなければなりません。議会は予算編成権もありませんので、制度の変更も視野に入れ、今後の議会の活性化に重点を置くことのほうが、議員の大切な役割であるような気がしてなりません。
以上