「one issue」とは、一つの問題点、争点という意味です。郵政選挙以来、選挙の手法として、対立的な「one issue」の争点によって風を起こし、違いを明確にしながら選挙戦を行うことが多くなってきました。有権者にとっては違いが明確になり、限られた候補者の中からの選択という意味では、選択しやすく、候補者の論点も明確です。それが二項対立であれば、有権者も選択としては分かりやすくなるのは当然でしょうし、マスコミもそうした捉え方がある様な気がします。
しかし、政治は実際の私たちの生活に密着したものであるという考えからすれば、単にone issueのみで全体の政治的方向性が決まってしまうことのリスクを考えなければなりません。特に、地方政治は、市民の皆さんに密着した政策が求められるだけに、候補者にとっても有権者にとっても責任の重さを感じないわけにはいきません。
この一か月、300枚の名刺があっという間になくなりました。多くの方にご紹介していただき、個人や団体、企業の方たち、またミニ集会や懇談会で会話を持ち、意見交換し、多くのアイデアやお考えをいただき、本当に参考になっています。コミュニケーションとして双方向であるかとが重要です。できること、できないこと、共感することや思ってもいなかったご意見など、まさに政治の原点がここにあるのではないかと改めて思った次第です。そうしたご意見は多いとか少ないとかの多数決でかたずけられる問題ではなく、市民の皆さんの切実な思いでもあるわけです。大切にしなければなりません。
今後も続けます。このブログを見ていただいている方もぜひご意見をいただければと存じます。
以上
こうした活動をまだまだ続けるつもりです。