直江津(上越市)の通りに面した家には、庇が歩道を覆い、切れ目なく続いている場所がある。
「雁木(がんぎ)」といわれる。
場所によっては、稀ではあるが庇だけではなく、その上に二階がある家に気が付いた。
歩いていて新たな疑問がわいた。
さて、そうすると・・・、いま自分が歩いている庇の下は誰の土地なのであろうか?
公道なのか、あるいは、個人の敷地なのか?
もの知らずの自らを恥じるが、旅に出て知ることは多い。
なにかに説明があったので読んでみると、そこは「私有地」であることが分かった。
道路沿いに敷地を持つ人たちが一部を提供し合ってできた、天候の影響を受けない歩道である。
豪雪地帯特有のこの造りは、雪の降る日のお出掛けも、それほど苦にならないであろう。