いやな痛みからようやく解放された。
思ってもいなかった二回目の帯状疱疹に罹ってしまった。
最初は足の甲がかゆく、蚊に刺されたのだと思っていたが、少しもかゆみが取れず3日ほど経った。
その後かゆい部分に小さな水ぶくれができ、しびれるような痛みもを感じ出したので、これは、蚊ではなく何かの「毒虫」に刺されたと判断して皮膚科を受診した。
問診票の来院理由の欄には「虫さされ」と書き入れたのだが、なんと、医師は一目患部を見るなり「帯状疱疹」だと診断を下したので、こちらはびっくり。
「足に出ることは無いわけではないが珍しい」という説明があり、一週間分の飲み薬と軟膏を処方された。
すぐに痛みがとれるはずもなく、ピークの2日間は、20~30秒おきにやってくるズキーンという痛みが続き眠れなかった。
水ぶくれも徐々に大きくなり500円玉ほどになったが、痛みは、水ぶくれのできた足の甲より、ふくらはぎから太ももの方がきつかった。
処方された薬がなくなった一週間後、クリニックで回復状況を診てもらったが、その時点で、まだ痛みは残っており水ぶくれも治ってはいない状態であった。
再診では痛み止めの薬が出され、さらに2週間、薬を飲みながら水ぶくれが治るのを待った。
その痛み止めの薬を飲み終わるころ、痛みがほとんどなくなり、水ぶくれは周りから徐々にかさぶたになっていった。
ようやくかさぶたがポロリと取れるまで、発症からほぼ一か月たっていた。
最初のころ痛みはなくかゆかったことと、帯状ではなく円形にかたまって症状が出たことから、「帯状疱疹」とは意外であった。
言いようのない痛みには苦しんだが、熱が出るとか家族に伝染する心配もなかったので、その点では多少気持ちは軽かった。
また、心配だった後遺症もなさそうである。
免疫機能が落ちているときに出やすいと聞いているが、今年の猛暑が影響しているのであろうか。
周囲に訊いてみると「帯状疱疹」を経験している人は意外と多い。