春めいてきた陽気などに誘われ、宝登山(長瀞町・埼玉県)に登ってきた。
ロウバイ(蝋梅)の名所として知られており、今が見ごろとなっていて多くの観光客でにぎわっている。
秩父鉄道の長瀞駅を降り、宝登山方面に向かう人の列に交じり十数分歩くと「宝登山神社」に着く。
この神社のすぐ脇からハイキングコースに入る。
途中、先日の雪が残っていたりぬかるんでいる箇所もあるが、概ね歩きやすい緩やかな登りである。
汗をかく間もなく1時間ちょっとで山頂に着き、無事に三角点を踏む。
山頂一帯は緩やかな斜面が拡がり、多くのグループがお弁当を広げていた。
好天に恵まれ、目の前にはぐるりと秩父の山並みが連なり、気持ちの良い展望が拡がっている。
樹間からは、秩父のランドマークともいえる「武甲山」が望める。
山頂直下に広がる「ロウバイ園」には3種類、3000本のロウバイが見ごろとなっている。
園内には歩きやすい遊歩道が整備され、気持ちよくお花見ができる。
ロウバイ園の一段下がったところは梅林になっている。
少し離れて見ると、山肌に展開する紅白のコントラストがきれいである。
多少の足の疲れも感じており、雪のある所での転倒もイヤだったので、下山はロープウェイを使った。
たった5分で山麓まで運んでくれた。
帰途につき、秩父駅(西武鉄道)で飲んだ地ビールは格別であった。