毎年恒例の、友人Aさんの計画する「みつこ桜」(埼玉県所沢市)の花見会があった。
先週の雪、雨、寒さなどにより、一週先送りになり昨日となった。
結果的には、それがちょうど見頃の時期となり幸運であった。
西武鉄道の下山口駅を出て、20分ほど歩き、小高い丘の上に立つ一本桜にたどり着く。
山桜の白い花で全体が覆われた大木は、いつ見ても、その堂々たる姿に見とれてしまう。
この桜を育てた方に因んで「みつこ桜」と呼ばれているらしいが、私は「みっちゃん桜」と呼ぶ。
周囲はよく手入れされていて、枝を伸ばすのを邪魔するものは何ひとつない。
のびのびと成長したことがよく分かる。
ひとしきり「一本桜」を鑑賞した後は、山口観音に立ち寄る。
枝垂れ、ソメイヨシノなど、境内の桜も満開である。
境内にある茶屋で花見の宴となるが、これも予定のコースである。
適度にアップダウンのある道を歩き、うっすらと汗ばんだ後のビールはこの上ないうまさである。
おでんや、焼きだんごをつまみにつぎつぎとビールが空になる。
「花より団子」とは良く言ったものである。
好天にも恵まれ、よいお花見が出来た。