幸隆の国から

歴史の跡、自然、いい湯などを訪ねて出掛けたときの記録。
また、四季折々、日々の雑感です。

デジタル社会の今昔・オーディオ

2022-03-02 | オーディオ

聞きたいことがあって、オーディオ・メーカーのサポート窓口に電話をした。

ところが、電話がいきなりプチッと切れてしまう。

カリカリきながら、その会社のWEBサイトでチェックしてみて驚いた。

「事業活動を停止、破産手続き開始の準備に入る」と掲載されていた。

さらに、サポート情報のページには「問い合わせや修理依頼のメールには一切返信できない」とあった。

 

昭和世代には、オーディオを趣味にする人が少なくなかった。

一昔前、今のように家電量販店が方々にあるという時代ではなく、商品の揃った「秋葉原」まで出かけた。

ああでもない、こうでもないと言いながら、何べんも足を運び、望みの構成に近付けるのが楽しみであった。

アンプ、スピーカー、レコードプレイヤー、カセットテープデッキ、FMチューナーをラックにセットしたのが最初だった。

もちろんアナログの製品であり、デジタルと名のつくものは何もなかった。

 

時代は変わり、今のアンプは私にとって4台目であるが、ソースはデジタル中心になった。

USBメモリーを挿したり、スマホやインターネットなどに繋ぐことが、当たり前に出来るようになった。

音楽はダウンロード・サイトで購入するのが、世の潮流のようだ。

横着ものの私には、インターネット・ラジオを流しっぱなしにしておくのがラクチンでいい。

 

デジタル化、インターネットの拡がりにより、昔とは製品の選びかたが違ってきているのは間違いないだろう。

かっては、総合電機メーカーはもちろん、たくさんのオーディオ専門メーカーが製品を出していた。

残念ながら、私の記憶にはあっても、その後、名前を聞かなくなったブランドもある。

時代の波を捉えられず、消えていったのかもしれない。

 

私の使っているアンプ、スピーカーは、故障など全くなく使用上なんの問題もない。

市場には一定の評価をされているメーカーに見えたし、まだまだ使うつもりでいる。

困るのは、なにか困ったときにサポートが受けられないのはつらいのである。

 



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