高知から「干し大根」を送っていただいた。
切り干し大根といえば、普段、細切りのひも状のものしか見ない。
これは幅が広くしかも長い、平打ちの乾麺かと見間違えるような珍しいものだ。
(もちろん、細切りのタイプもあるのかもしれない)
高知への旅行では、これを食べたという記憶はない。
妻は、いつもの「切り干し大根」のように、水でもどして、アゲといっしょに煮物にした。
ひも状の切り干しと違って、つまんだ時のひらひらとしたような感じが新鮮であった。
大根の一枚一枚に味がしっかりと浸み込んで、おいしかった。
こちらは、普段からなじみの切り干し大根。
切り干し大根と言えば、こちらが頭に浮かぶ。
信州のソウルフード「おやき」の具としても使われる。
ところ変われば食の文化も変わる。
南国土佐と、信州の切り干し大根に見る違いである。