はーちゃんdays 2

大学生の娘と高校3年生の二人の子供の父親。

風邪の勉強しています。

2018年01月13日 | いろいろな勉強


三年ぶりに読み返しています。

風邪とは何か?

実に丁寧に書かれていてとても分かりやすいです。
インフルエンザが流行っている時期に、インフルエンザの中から重篤な疾患につながる病気を見つけるのが本来の仕事です。
風邪の中から見つけるのが仕事です。

典型的な風邪


鼻炎、鼻汁メイン


オムニアウトライナーで編集したのをキーノートに書き出して、それをスクショした画像です。

テキストに落とすのにはもう一手間かかります。


- 風邪の勉強
- 自然寛解するウイルス感染症で多くは咳、鼻汁、咽頭痛といった多くの症状を呈するウイルス性上気道炎。
- 細菌感染は原則として単一の臓器に感染。
- 典型的風邪型
 - 咳≒鼻汁≒咽頭痛
 - 風邪の咽頭痛は
  - 嚥下時痛、食べ物を飲み込む時に痛い。
  - 咳をした時に痛いは咳が強いだけ、咽頭痛と考えない方が良い。
 - 鼻汁は
  - 痰が出ますという人は後鼻漏が多い。
- 処方は
 - 咳に麦門冬湯かメジコン
 - 鼻汁に小青竜湯かアゼプチン、クラリチン
 - 咽頭痛に桔梗湯かカロナール頓服
 - 症状の強いものに漢方を適応。
  - 咳が強く咽頭痛、鼻汁は軽度 麦門冬湯+アゼプチン+カロナール頓服
-
- 鼻症状メイン型
 - くしゃみ、鼻汁、鼻閉が主症状
  - 細菌性副鼻腔炎の特徴、風邪ではないが。
   - 症状が2峰性、はじめウイルスあと細菌。
  - 片側性の頬部痛
  - うつむいた時に前頭部痛、頬の重い感じ
  -原因菌 肺炎球菌>インフルエンザ桿菌>モラキセラカタラーシス
- 治療の適応
  - 強くてひどい痛み、腫れ、発熱、2峰性、膿性鼻汁で細菌性副鼻腔炎として加療するかどうか。
  - 副鼻腔はもともと無菌ではないので菌を殲滅する必要なし。症状が強くなければ無治療。
  - 肺や腎臓とは違う。
  - 解剖学的に体の表面に近いとこの細菌感染は抗菌薬なしでも自然に治ることが多い。
  - 眼窩周囲の異常、髄膜刺激症状、意識障害など頭蓋内、眼窩内への進展を示唆する所見があれば耳鼻科コンサルト
- ウイルスか細菌感染かはあまり関係ない
 処方
  - 使うならサワシリン6c 1日3回 、サワシリン+オーグメンチン
   ペニシリンアレルギーにはクラリスロマイシンかジスロマック
   - 鼻づまりに葛根湯カセンキョウシンイ
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