はーちゃんdays 2

大学生の娘と高校3年生の二人の子供の父親。

寝たきり老人になるのは嫌だ。その3

2025年02月23日 | おやじの思考回路

喉の奥に絡みつく痰が息を阻む。呼吸が浅くなり、胸が苦しくなる。  

誰か気づいてくれるだろうか――。  

しばらくして足音が近づく。看護師だ。  

「痰の吸引をしますね。」  

若い声だ。  ゴロゴロとした喉の奥の異物を早く取り除いてほしい。でも、新人なのか、なかなかうまくいかない。  機械の音とともに管が挿入される。だが、思った位置に届かないのか、空気を吸う音ばかりが聞こえる。  

「もう一回やりますね……」  

苦しい。早くしてほしい。けれど、声は出せない。まばたきして訴えようとしても、彼女は焦っていて気づいていない。  

「すみません……あと少し……」  

やっと的確な位置に届き、吸引が始まる。喉の奥から異物が引き抜かれる感覚。だが、苦しみは長かった。  新人看護師の申し訳なさそうな声がする。  

「すみません、時間かかってしまって……」  

私は何も言えない。ただ、目を閉じることで「もういい」と伝えるしかなかった。  

 看護師(新人)  

私はまだ慣れていない。痰の吸引は技術が必要だとわかっている。でも、どうしてもうまくいかない。  

患者さんの息遣いが荒い。早く楽にしてあげなければ。でも、思うように管が入らない。  

「すみません……」  

声が震える。先輩に見られていたら叱られるだろう。でも、今は目の前の患者さんのことだけを考えなくちゃ。  

もう一度慎重に管を入れる。ようやく正しい位置に届いた。機械の音とともに痰が吸い取られていく。  

患者さんの表情が少し和らいだ気がした。  

「すみません、時間かかってしまって……」  

返事はない。でも、これが精一杯だった。次はもっとスムーズにできるようにならないと。  

私(別の看護師の場合)  

別の日。  

喉に痰が絡む。ナースコールは押せない。体も動かせない。息が詰まりそうになる。  

足音が近づく。  

「吸引します。」  

低く落ち着いた声。ベテランの看護師だ。  

管が素早く挿入され、機械の音とともに的確に痰が引き抜かれる。苦しい時間は短い。  

だが、彼女の手には温かみがない。ただの作業。決められた手順をこなしているだけ。  

「終わりました。」  

彼女はそれだけ言って去っていく。  

ありがたい。でも、どこか寂しい。私はただの「処置を受ける対象」にすぎないのだろうか。  

看護師(ベテラン) 

手際よく処置をする。迷いもない。時間もかからない。  

「終わりました。」  

患者の目をちらりと見る。何も言わないし、動かない。でも、まばたきの回数が多い気がする。  

何か言いたいのか? でも私は忙しい。他の患者の処置もある。  

私はすぐに次の仕事へ向かった。  

患者さんがどんな気持ちだったのか、振り返る余裕もなかった。

 

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寝たきり老人になるのは嫌だ。その2

2025年02月23日 | おやじの思考回路




ある老人の一日(別の日)

目が覚めた。今日は何日だろうか。天井のシミを眺める。変わらない風景。だが、今日はいつもと違う気分だ。何かが重くのしかかっている。理由はわからない。ただ、胸の奥がざわついている。

看護師が来る。いつもの時間だ。

「朝ごはん、入れますね。」

淡々とした声。いつもの優しい看護師ではない。胃瘻から栄養が流れ込む感覚。もう慣れたはずなのに、今日は気持ちが悪い。

「終わり。じゃあまた。」

言葉が乱暴だ。何か嫌な感じがする。でも、私は何も言えない。言葉を発することも、表情を変えることもできない。ただ、心の中に小さな波紋が広がる。

昼前、喉が苦しくなる。

痰が絡んでいる。呼吸が詰まりそうだ。ナースコールを押せない。誰かが気づいてくれるのを待つしかない。

しばらくすると、足音が聞こえる。

「ちょっと待ってね、今やるから。」

乱暴な声。機械が押し込まれ、吸引が始まる。強引に喉の奥から痰が引き抜かれる。いつもより痛い。

「はい、終わり。苦しかったらまた呼んで。」

呼べないことを知っているくせに。そう思いながら、私は目を閉じる。

午後、背中が痒い。

だが、伝えられない。体は動かせない。声も出せない。たまらない感覚が広がる。背中の一点が熱くなり、かきむしりたくなる。だが、それは叶わない。

ただ耐えるしかない。

時計はない。時間が進んでいるのかさえわからない。ただ、痒みとともに時間が過ぎるのを待つ。

夕方、娘が来る日ではない。

誰も来ない。ただ、カーテンの隙間から見える空が少しずつ暗くなっていく。

不安な気分が押し寄せる。理由はわからない。突然、胸が締めつけられるような感覚に襲われる。寂しいのか、怖いのか、怒りなのか、自分でもわからない。ただ、言葉にならない感情が渦を巻く。

こんなとき、誰かに話しかけてほしい。だが、誰も来ない。私は目を閉じ、ただやり過ごすしかない。

夜、眠れない。

隣の部屋から叫び声がする。

「やめろ! やめろ!」

男の声。怒鳴り声が響く。

「うるさいよ! もう寝なさい!」

看護師の声がする。だが、収まる気配はない。

私はただ天井を見つめる。声が響くたびに、胸がざわつく。眠れない。

背中はまだ痒い。喉も違和感がある。何かがおかしい。何かが足りない。何かを訴えたい。でも、何もできない。

天井を見つめながら、朝が来るのを待つしかなかった。





寝たきり老人になるのは嫌だ。ある老人の1日 第一話

2025年02月22日 | おやじの思考回路
 
 
日本人の高齢者は多くの方は寝たきりになって病院で亡くなります。ピンピン
コロリはごくまれです。ピンピンコロで止まり、そこから寝たきりになる方が多いです。
以下は私の創作のある老人の1日です。

 

ある老人の一日

 

目が覚めた。天井を見つめる。今日も、昨日と同じように朝が来た。カーテンの隙間から差し込む光で、朝だとわかる。時計はないが、決まった時間に決まったことが起こる生活だから、体の感覚だけで時間がわかるようになった。

しばらくすると、ドアが開く音がした。看護師が入ってくる気配がする。

「おはようございます。今日も変わりないですか?」

優しい声。私は返事をすることはできない。ただ、視線を向けることで「聞こえている」ことを伝える。

看護師は手際よく胃瘻からの栄養を注入し始める。朝食だ。口から食べることはもうできない。噛むことも、味わうことも、とうの昔に忘れてしまった。ただ、腹は満たされる。それだけのことだ。

「終わりましたよ。また後で来ますね。」

看護師はそう言って部屋を出ていく。静寂が戻る。

昼前、喉が苦しくなる。

痰が絡んでいる。だが、自分ではどうすることもできない。息が詰まりそうになる。苦しい。体も動かせない。声も出せない。ただ、目を動かし、呼吸を荒くする。それに気づいた誰かがナースステーションへ知らせてくれるのを待つしかない。

どれくらい時間が経っただろうか。足音が近づき、看護師がやってくる。痰の吸引が始まる。機械の音とともに、喉の奥の苦しさが少しずつ消えていく。

「楽になりましたね。」

私はただ瞬きをする。

昼の栄養が入る。午後は何もない日だ。テレビをつけられても、頭には入らない。ただ、画面の明かりと、人の声があるだけで少し安心する。

夕方、待ち望んだ時間が来る。

娘が面会に来る日だ。週に一度、一時間だけ。それが、私にとってこの一週間で一番の楽しみ。

「お父さん、来たよ。」

彼女はそう言って、手を握る。私はそれに応えようとするが、指をわずかに動かせるだけだ。それでも娘は気づいてくれる。

「今日は孫が学校でね……」

彼女は優しく話し続ける。私はじっと耳を傾ける。何も言えない、何も動かせない。それでも、娘の声を聞いているだけで、心が満たされる。

「また来週来るからね。」

そう言って、娘はもう一度手を握る。その温もりをしっかり感じながら、私はまばたきで「またね」と伝えた。

夜。

最後の栄養が入る。看護師がオムツを替え、体の向きを変えてくれる。もう慣れたものだ。

消灯。部屋は静寂に包まれる。再び天井を見つめる。

明日も、また同じように朝が来るのだろうか。

そんなことを考えながら、ゆっくりと瞼を閉じた。

 

実際はどうなのか?想像の域を超えていないのでわかりません。自分はこの状況になるのは嫌なので、そうならないように対策を考えています。

 

寝たきり老人のある一日。

 


卵の適切な摂取量は??

2025年02月07日 | おやじの思考回路

卵の適切な摂取量は??

こういう話はコロコロと変わる、コレステロールが上がるから、たくさん食べるのはよくないとか、たくさん食べても問題ないとか、いわゆる個人差なのだろう。人は卵だけを食べて生きているわけではないので、実験や調査をしても色々なバイアスがかかってくるのも事実だ。私は幼少期からゆで卵にマヨネーズをかけて、さらに醤油をかけて食べるのが大好きだ。大人になって人が塩をつけてゆで卵を食べるのを見て、なんともったいない、もっとおいしい食べ方があるのにと思った次第だ。

ChatGPTに世界のゆで卵の食べ方について聞いてみた

ゆで卵をそのまま食べるときに、世界でよく使われる調味料のベスト10を紹介します。

# **1. 塩(Salt)**  

最も一般的。世界中で使われ、シンプルながら卵の味を引き立てる。

 **2. コショウ(Black Pepper)**  

塩と一緒に使われることが多い。香ばしさとスパイシーさをプラス。

 **3. マヨネーズ(Mayonnaise)**  

特に日本、アメリカ、ヨーロッパで人気。クリーミーな味わいで卵と相性抜群。

 **4. 醤油(Soy Sauce)**  

日本やアジア圏でよく使われる。塩味に旨みが加わり、コクが増す。

 **5. ケチャップ(Ketchup)**  

アメリカや東南アジアで人気。酸味と甘みが卵と合う。

 **6. マスタード(Mustard)**  

アメリカやヨーロッパでよく使われる。ピリッとした風味がアクセントに。

 **7. ホットソース(Hot Sauce, e.g., Tabasco, Sriracha)**  

辛いものが好きな人に人気。アメリカ、メキシコ、東南アジアでよく使われる。

 **8. バター(Butter)**  

温かいゆで卵に乗せるととろけてコクが出る。ヨーロッパで好まれる。

 **9. 酢(Vinegar)**  

特にピクルドエッグ(酢漬けゆで卵)として食べることが多い。イギリスやドイツで人気。

 **10. カレー粉(Curry Powder)**  

インドや東南アジアでよく使われる。スパイシーな風味が加わる。

 

国や文化によって異なるものの、基本的には塩・コショウが王道で、そこに各地域の特色が加わる形になっています。

 


LINEスタンプを50の手習いで作成した。

2024年12月28日 | おやじの思考回路

今年は6月ぐらいからLINEスタンプを今更ながら作り始めました。ChatGPTの力を借りて画像生成をして何も考えず作成しました

↓お気に入りがあればよろしくお願いします。

https://line.me/S/shop/sticker/author/4753516

動くスタンプも作りたいのですが、、ChatGPTに課金しているぐらいはスタンプで稼げるようになれば、、そんな期待は少しありましたが、月に500円程度の売り上げになっています。自分で作ったスタンプを自分で買ってプレゼントしているのがほとんどのなので、実質はほぼ0円。

ChatGPTでいろいろ画像を生成するのがとても楽しい。

次は何を作ろうかな、、、。