はーちゃんdays 2

大学生の娘と高校3年生の二人の子供の父親。

インフルエンザの勉強

2018年01月18日 | いろいろな勉強
以前フランスに住んでいた人に聞いたのだが、インフルエンザで病院に行くことなんてない。おそらく日本人ぐらいなのでは。おそらくそうなのだろう。医療費が安いからなのだろうか。抗インフルエンザ薬が存在するから、なおさら受診するのだろうか。
わたしは幼少期にある法則を発見した。
朝に喉が痛くなったら夕方高い熱が出て体がしんどくなるという法則を。
だから喉が痛くなったら、とにかくうがいをして数時間後にくる発熱に備えるということをしていた。うがいが功を奏して熱が出ないこともあるが大概は発熱した。熱が出て病院に行く習慣はなかったので、それがインフルエンザだったかどうかはわからないし、たとえインフルエンザだったとしても寝て安静にしていたら治る病気だし今でもそうだ。嬉々として抗インフルエンザ薬は必要はないと思う。

感染症プラチナから

インフルエンザの勉強
- 鳥インフルエンザは2類感染症 H5N1 H7N9
- H5N1 H7N9以外の鳥インフルエンザは4類感染症
- 健常人には予後良好な疾患 インフルエンザをもれなく診断して抗インフルエンザ薬を処方する必要はない
- 診断
- 高熱、筋肉痛、倦怠感、咳、鼻汁、咽頭痛
- インフルエンザの迅速キットの感度は高くない30から60%程度
- 咽頭後壁のいくらのように見えるインフルエンザ濾胞が見えれば感度95%特異度98%
- 鑑別
- パラインフルエンザウイルス、アデノ、ヒトメタニューモ、RS、コロナウイルスなど
- 上気道炎症が乏しい場合は尿路感染からの敗血症も考える。
- 治療
- 抗インフルエンザ薬はルーチンで処方しない!高リスク症例に処方。
- 処方するならタミフル、リレンザ
- 発症48時間以内 重症リスクのある患者
- 合併症があり入院が必要な人にも抗インフルエンザ処方
- 肺炎の合併時は
- 黄色ブドウ球菌、肺炎球菌、インフルエンザ菌の可能性を考える
- 対症療法にはNSAIDsはさけてアセトアミノフェン 12歳以下ではReye症候群のリスクあり


- 注意事項
-合併症は さいきんせいふくびくうえん、中耳炎、肺炎、脳症、心筋炎、COPDの増悪などの合併症
- 抗インフルエンザ薬は48時間以内に処方された場合解熱を半日から1日早めるが合併症を減らしたり死亡率を下げる効果は証明されていない。
- 飛沫接触感染、ウイルスの排出は発症1から7日後

予防
基本はワクチン、2015年から3価から4価に変わった

トピック
スタチンを使用している高齢者はインフルエンザワクチンの効果を弱める可能性がある。