面白かった。
ビジネス小説なのだが、久しぶりに続きが気になる、どうゆう展開になるんだろう?そう思いながら読むことができた。
AIとスーパーコンピュータで戦国武将を作り出すことができるなら、現在のスーパーコンピュータでこのコロナ禍を解決する、最善の策を作れそうなのだが、、、
誰にとっての最善策なのか?誰もがいい思いをするのは難しい。
誰かが良ければ、誰かが不自由になる。
そのバランスをとっていくのが政治なのだが、、、、
最近読んだ中では一番引き込まれた小説でした。各ページに言葉の意味が書いてあるので、それも勉強になりました。
実写化して映画で徳川家康の演説を聞いてみたいと思いました。
小説の内容と関係ないことです↓
コロナ禍の年寄りたちが、自分たちにお金をかけなくて、死ぬときは死ぬでいいというはずもなく、死の淵まで行っていた人々を無理やり三途の川まで行って連れ戻し、呼吸ができないなら人工呼吸器をつけて、気管切開をしてこれで機械が外れても楽に痰が取れますよと家族にいい、腎臓が悪くなれば透析をしてこれでまだまだ長生きできますよといい、家族が病気になるまでは歩いていましたので歩けるまでは家には連れて帰れません、できる限り寝たきりでも、意識がなくても長生きさせてくださいと言えば胃ろう増設をして毎日決まった栄養をお腹の中に入れられる。ここに来るまで家族は医療者に対して希望を伝えるだけ、かかるお金は主治医の面談に行くまでの交通費と入院中のおむつ代などの雑費程度。アメリカでこれだけのことをしようとしたら、家一軒がなくなるほどの金がかかるのではないだろうか?(実際は知らない)
そろそろ寝たきり老人になる前に本人の希望を聞いて、希望を叶えるにはいくらの金、財産が必要でという世界にしてはどうだろうかと思うのだが。本人が望んでいなくても年金目当てに延命を希望する家族もいるし、、、、望まずに寝たきりで日々を過ごすのも本人は地獄の日々のように思うのだが、家族はそうは思わない。コロナ禍なので面会も制限され、苦しむ姿も何もかもみることはなく、オンライン面会で数分間喋るだけ、、
高齢者に医療費をかけなければどれだけの医療費が節約できるのかとふと思ってしまうのだが、、
世の中を動かしているのはその高齢者なのだから、仕方がない。
自由と不自由について考えると色々なことが頭に浮かんだ。
いろんな言い分がある。
今度は逆に江戸時代に文明の発達した世の中だったら、鎖国をした状態でどんな日本になっていたのかそんな小説を読んでみたいと思いました。すぐに人口が爆発して鎖国できなくなるかも、、、、