![]() | 特捜部Q ―知りすぎたマルコ― ((ハヤカワ・ポケット・ミステリ)) |
クリエーター情報なし | |
早川書房 |
特捜部Qシリーズの第5弾
大人に操られている少年窃盗集団の一員であるマルコ少年が主人公です。
私のイメージではスラムドッグミリオネアーに出てきた主人公をイメージしました。
今回の社会派ミステリーとしての要素はODA(政府開発援助)でした。
デンマークはODA拠出大国であるそうです。
ODAをめぐる不正とマルコ少年がどうからんでくるのかは本書をよんでいただきたい。
今までのシリーズとは違って、過去と現在が交互に語られるパターンではなく、特捜部Qの捜査とマルコの逃走劇と犯罪者の行動がほぼ同時進行で進むのでスピード感があります。
頑張ってマルコ!!と思ってしまいます。
特捜部Qのメンバーの一人、アサドの過去も少しだけ語られています。
読みだしたら止まらない561ページはあっという間でした。
よみ終えた瞬間から第6弾が待ち遠しい私でした。
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