中村 幸春 夢丸釣行記

遊漁船 夢丸での釣行記をお届けしております。
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包丁研ぎ

2023年11月12日 | ブログ
2023/11/12 包丁研ぎ
鮮魚店さんからの研ぎ依頼
かれこれ50年は使用されている土佐の包丁を持参された
この包丁は何度も研いでいるから、なんか嬉しい
オイラの変な性分で自分が研いだ包丁がまた来ると、「おかえり!」と声を掛けるんよ
今で言うSDGSだけど、少し前までは当たり前に日本はしていた
買い物も買い物籠を持って買っていたしね
包丁研ぎやのこぎりの目立て、鉈や鎌研ぎもオイラはこなすが、魚屋さんの包丁を研ぐことは
研ぎ師のStatusなんよ
何せ、魚屋の親父より切れる刃を付けないと、依頼はされないからね

此所の店の包丁も青紙の包丁
これはオイラの得意な鋼材
かれこれ50年は経過しているはず
もっと経過しているかも?
柄部位は錆びてボロボロ
グラグラするので、外すといきなりぽろりともげた!
危ないのでお店に持参して、説明した
この包丁は鋼材がEEから柄部位を作り直して柄も交換したらまだまだ使えますよ
と伝えると「お願いしますとのこと」
で、柄を作るけど、既に柄部位は1cm程しかない
ほとんど錆びてもげた
刃の部位を切断して柄をつける
これが大変なんよ
でも青紙入りの鋼材なので捨てるのはもったいないし、御年70歳を超える職人さんだから
仕事を終えるまでは愛用したいはず
合計8本の包丁&スライサーを研いで修理交換も施した
切れ味はやはり青紙だ
ホンマはもっと鋭く刃を付ければEEけど、青紙の特徴は研げるけど摩耗も激しい鋼材
刃を付けすぎると、一日で丸くなる
従ってこのくらいが丁度エエ
オイラが本気で研ぐと腕の毛は綺麗に剃れる
これでは包丁では無く剃刀になるのでしないけどね
切れ味はFBで!

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