(葬式アーティスト)フュネラルアーティスト

森本由美:欧米で葬儀装飾習得のフュネラル(葬式)アーティスト第一人者。アート葬式はサンケイ大阪賞受賞・商標登録済。

アールデコ時代のビーズのドレス

2005-10-07 | アート
アールデコ時代のイヴニング・ドレスである。

一面にビーズが施され、ウエスト部分にはなんとビーズで、ドラゴン『龍』の刺繍が描かれてある。スカートの部分は写真では見にくいけれど、雲がビーズ刺繍されてあり、龍が雲の上にいるようなデザインである。シルクで出来たこのドレスは今でも斬新なデザインで、パーティーに着ていくにしても、着る人を選ぶであろう。

西洋人だから生まれたこの斬新で、エキゾティックで東洋的なドレスは、アールデコの象徴であるかのように、『East meets West』(東西文化のミックス)である。

このドレスは1925年にパリで開かれたアールデコの展示会で展示された物で、アールデコ時代の豪華で妖艶なファッションを感じ取る事が出来る。

ヨーロピアン達はこの様に、異文化を取り入れるのが本当に上手いし、躊躇が無い。

ロンドンでフュネラルアート(葬儀・葬式の装飾)を研究していると、日本の葬儀空間装飾が現在の日本人の日常生活の西洋化に対して、本当に遅れている事を実感する。
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