友人から紹介してもらっていた
「ラテに感謝!」
もうずいぶん前に図書館に予約を入れたのですが、
あまりの人気に何十人待ち。
ほとんど忘れた頃に順番が回って来ました。
この友人には、以前にも「優雅なハリネズミ」を紹介してもらいました。
実用書に走りがちな私にとってはとても有用な推薦です。
とにかく面白くて、あっと言う間に読んでしまいました。
そして仕事ってなんだろう?
と、考えました。
自伝的な小説でした。
特権階級に生まれ、良い教育を受け、
当然のようにエリートの道を歩き始める著者。
自由の国アメリカ、アメリカンドリーム。
アメリカにはそんなイメージを持っており、
誰でも努力次第で梯子を上って行ける国、
それがアメリカだと思い込んでいたフシがあります。
そころが、実はそれは歴然とした格差社会であり、
出自によってこれほどの差が生じるのか…と言ったショックがありました。
日本が向かおうとしている格差社会も
多くの警鐘が鳴らされているように、
出自によって、受けられる教育の質が変わり、
それによって得られるチャンスが変わり、
それが選べる仕事の選択肢を決め、
生涯賃金に大きな開きができるのです。
ただ、ここに逆説があり、そのようなある意味
「成功」と呼ばれる仕事が必ずしも人を幸せにするのではない、という事です。
どれだけ大きなお金を動かすか。
どれだけ大きな影響力を世の中に与えるのか。
どれだけ多くの人の上に立つのか。
そのような事と、人の幸せとは、必ずしも比例しないのです。
著者は特権階級から脱落してしまい、
すべてを失い、
かつては考えもしなかった、スターバックスのバリスタとして
働き出します。
しかし、彼はバリスタとして働きながら、
これまで味わった事のない幸福感を感じている自分に
いささか戸惑いを覚えるのでした。
人が、気づきを得るためには、これほど大きな代償を払わなければいけないのか…
けれども、人というのはこんなにも変われるものなんだ。
実はうちの夫は大のスターバックスファン。
世界各国の都市のスタバマグカップを収集しています。
それから1日に何度もスタバへ行きます(家計を考えて!と、私の角が出ます)。
スタバのバリスタたちとの交流を日々楽しんでいる様子。
彼が、タリーズでもなく、エクセルシオールでもなく、
はたまたマックでもなく、わざわざスタバに行くのが、
ちょっと分かった気がした一冊でした(笑)。
「ラテに感謝!」
もうずいぶん前に図書館に予約を入れたのですが、
あまりの人気に何十人待ち。
ほとんど忘れた頃に順番が回って来ました。
この友人には、以前にも「優雅なハリネズミ」を紹介してもらいました。
実用書に走りがちな私にとってはとても有用な推薦です。
とにかく面白くて、あっと言う間に読んでしまいました。
そして仕事ってなんだろう?
と、考えました。
自伝的な小説でした。
特権階級に生まれ、良い教育を受け、
当然のようにエリートの道を歩き始める著者。
自由の国アメリカ、アメリカンドリーム。
アメリカにはそんなイメージを持っており、
誰でも努力次第で梯子を上って行ける国、
それがアメリカだと思い込んでいたフシがあります。
そころが、実はそれは歴然とした格差社会であり、
出自によってこれほどの差が生じるのか…と言ったショックがありました。
日本が向かおうとしている格差社会も
多くの警鐘が鳴らされているように、
出自によって、受けられる教育の質が変わり、
それによって得られるチャンスが変わり、
それが選べる仕事の選択肢を決め、
生涯賃金に大きな開きができるのです。
ただ、ここに逆説があり、そのようなある意味
「成功」と呼ばれる仕事が必ずしも人を幸せにするのではない、という事です。
どれだけ大きなお金を動かすか。
どれだけ大きな影響力を世の中に与えるのか。
どれだけ多くの人の上に立つのか。
そのような事と、人の幸せとは、必ずしも比例しないのです。
著者は特権階級から脱落してしまい、
すべてを失い、
かつては考えもしなかった、スターバックスのバリスタとして
働き出します。
しかし、彼はバリスタとして働きながら、
これまで味わった事のない幸福感を感じている自分に
いささか戸惑いを覚えるのでした。
人が、気づきを得るためには、これほど大きな代償を払わなければいけないのか…
けれども、人というのはこんなにも変われるものなんだ。
実はうちの夫は大のスターバックスファン。
世界各国の都市のスタバマグカップを収集しています。
それから1日に何度もスタバへ行きます(家計を考えて!と、私の角が出ます)。
スタバのバリスタたちとの交流を日々楽しんでいる様子。
彼が、タリーズでもなく、エクセルシオールでもなく、
はたまたマックでもなく、わざわざスタバに行くのが、
ちょっと分かった気がした一冊でした(笑)。