～ケニアへ届け！愛のハーモニー～コイノニアチャリティーコンサート

10月前半はケニアの子供たちのためのチャリティーコンサートの裏方をやらせて頂きました。

ケニアは貧富の差が激しく、スラムの子供たちは極度の貧困の中に置かれています。
そこは、暴力、犯罪、性的虐待などが日常的に隣り合わせの世界なのだそうです。

貧しさの中に生まれた子供たちが、そこから抜け出すには教育が不可欠。
コイノニア教育センターは、そんなスラムの子供たちのための学校なのです。

日本人の宣教師が立ち上げ、現地の教師たちと共に、
神の愛によって裏打ちされた質の高い教育を提供しています。

コイノニア教育センターは現在は賃貸の建物を使って運営されていますが、
これを安定的に継続して行くためには、やはり土地建物を所有する必要があるだろう、
と言う事で、学校の土地購入のための資金集めがコンサートの趣旨でした。

10/1に中目黒キリスト教会で。
そして10/15に土浦めぐみ教会で。

ケニアでコイノニア教育センターを主宰する宣教師、市橋隆雄さんのお話と
それぞれの教会のアーティストの方々の演奏、
そして、コンサート発起人のフルーティスト紫園香さんと
三部構成のプログラムでした。

やはり、実際にそれに携わっている方のお話を直に聞くのは違いますね。
このコンサートのチケット１枚が、そのまま１㎡の土地代金になるのです。

ロビーではケニアグッズの販売もありました。
これは、ケニアの母親たちによる洋裁プロジェクトで、
彼女らの就労支援とコイノニア教育センターの収入と言う、
二つの目的があります。

ケニアの方々はおおらかな（アバウトな？）性格の方が多く、
ミシンの縫い目などをきっちりと縫うのは骨の折れる事ではないかと想像するのですが、
そこは厳しい監督の下、とても上質の製品がプロデュースされています。

そしてこれが経済格差か、こんなにいいものがこの値段でいいの？
というくらいの値が付いていて、コンサートにいらしたお客さんに
飛ぶように売れていました。

私もちょこっと購入。
キコイという男性が腰に巻く布を使って作られた膝掛け。



大判で裏がタオル地になっています。
このキコイという布は本当に可愛らしくて、魅せられてしまいます。
他にも色んな色があるのですが、どれもこれも色の組み合わせがステキ。

それからこちらはサイザルという草で編まれたバッグ。



皮の持ち手が付いています。
これも可愛いでしょう？

他にも欲しいものがいっぱいあったのですが、予算の関係で断念。

それにしても裏方と言うのは、表からは推し量る事のできない苦労が色々とあるものです。
でも、いらしたお客様の顔が嬉しそうだとすべてが報われますね。

まだ見ぬ、海の向こうに思いを馳せる10月前半でした。