YUNUBI

YUNUBI=ユヌビは、私が嫁いだこの地の方言名だ。30年余の会社経営、子育てに良くも悪くも終止符をうった。

やっと終決か?

2008-11-11 | Weblog
 私らが破産申請をしてから、1年半になる。
弁護士にまかせておけば、簡単に事が片付くと思っていた。その根拠は、会社が倒産した時に、私らが投げ出せる金銭はすべて投げ出したとの思いからだった。
だが、甘かった。管財人が決定したのが4ヶ月後、この時が、法的破産手続き開始という事だった。弁護士との、やり取りに慣れた頃の、初出頭だったが、管財人に与えた私の悪い印象が、終決まで、もたもたした原因なのかもと思うほど、身動きできないような苦しい長い時間が過ぎたのだ。

 先日の債権者集会に、裁判官から経過をもって、免責の手続きに入ると告げられた。やっと終決に向かうという事だ。これで、出頭からも開放される。気持ちは複雑だがとりあえず安堵というべきか。

 この1年半の間、管財人という人種と、付き合った感想---自分たちのした事は、棚にあげてである。仕事は、事務的にしてくれと願う。私らから、どうお金をとりあげるかに、終始するのは仕方ないとしても、言葉で傷つけられたくないというのが、正直な思いだ。 彼という個人は、たくましい若者という印象だが、今は思い出したくない顔だ。

 最後の債権者集会で、破産管財人に収めるお金は、私ら二人の、市税の還付金約20万円だと、管財人が告げた。私が、市に還付手続きに出向き、市税還付通知書をもらい、生活費の足しになると喜んだ。市税の還付振込みが、何日かでも遅かったら---とぬかよろこびだった。

 裁判官が、私たちに向かって"最初で最後にいった言葉"が、「これから、又頑張って下さい。」事務的だがやさしく聞こえた。



 
 
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