ここ数年は
人生の中で一番っていうくらい本を読んでるけど
そのほとんどは文庫本
なぜなら
ハードカバーは大きくて重く
読むのが大変だから
なので好きな作家さんの作品でこれはどうしても読みたい、っていうものに限り
読んでいるんだけど
まあまずその厚みがね
久々の厚さにちょっと読み切る自信がなくなるし
本文の最初のページを開いたとたん
目に飛び込んでくる字の小ささ
最近は文庫本もかなり字が大きくなってて
え、このハードカバーの字、文庫本より小さくない!?って
いったいどれだけ字を追い続ければ最後にたどり着くのか
気が遠くなりそうになり
まさに絶望・・・
その本を手に取ったときの喜びなんてどっかに吹っ飛んで
何かのどん底に落とされたような気分で
そろそろと読み始める
すると
ふ~ん、あ、そうなの?
それで・・・?
へぇ、なるほど
で、この先はどうなるの?って感じで
どんどんストーリーにのめりこんでいき
ワクワクドキドキが止まらないまま
最後まで突っ走るように読む
もちろん一気読みはできないけど
わたしの気持ちとしてはあっという間に読み終えてしまって
最初のあの悲壮感はどこへ行ったやら、ってことになる
なので
めったに読まないけど、読み始めたらほぼ止まらない
ハードカバーの本
お手軽に違う世界に入り込めて
泣いたり笑ったりしながらすごく楽しめるのは
今のわたしには本当にありがたい
いちいち絶望するのはどうかとも思うけど
きっとその後のワクワクとのギャップも大事なんじゃないかって気もして
絶望も含めてすべての過程を
これからも楽しもうと思います
遊びに来てくださって、ありがとうございました