早いものでもう12月
こんな忙しいシーズンにのんびり旅行してる場合ではありませんが
12月5日~7日 2泊3日 山陰山陽をめぐる旅へ出かけてきました。
コースは1日目=羽田発7:10~広島8:40着 ~足立美術館~玉造温泉泊
2日目=出雲大社~津和野~萩温泉泊
3日目=萩城下町~宮島~ 広島発19:35~羽田20:50着
かなり広範囲をめぐる旅だったので移動時間が結構かかりました。
でもパッケージツアーなので全てお任せ
バスに揺られウトウトしてる間に目的地にたどり着けるのですから
この歳になると気楽でよいです。
。。。。。
1日目 足立美術館
ここは島根県安来市にある名園と名画の美術館
山と田んぼに囲まれた田舎にあり
隣にはあのドジョウ掬いの安来節園芸館もありました。
館内に入ると先ず主庭「枯山水庭」や
「白砂青松庭」など趣の異なる美しい庭園が見られます。
ここは約5万坪の広大な庭園
殆どがガラス越しでしか見られないのですが
それは庭園も一幅の絵画を楽しむように造られているからです。
確かにどこを見渡しても完ぺきに奇麗に整えられた 素晴らしい風景~☆
米誌ランキングで21年連続日本一の庭園に選ばれています。
そして近代日本画を中心に約2,000点の絵画コレクションを所蔵している美術館でもあり
そのうち、横山大観の作品は130点も所有しているので
大観美術館とも呼ばれています。
大観の名作「白砂青松」などをモチーフにした庭造りも多く
かなり大観への思い入れを感じます。
窓枠を額縁に見立てた生の額絵や床の間をくりぬいた生の掛け軸なども
見所満載
この銅像の方が創業者足立全康さん(1899ー1990)
実業家として裸一貫から成功した足立全康さん
「郷土に恩返しがしたい」という思いから昭和45年満71歳の時に
元々趣味で収集していた横山大観をはじめとする
近代日本画を基に美術館を設立しました。
そもそも、足立美術館がこれほどまでに庭園に情熱を傾ける理由は
まず日本庭園を通して四季の自然の美を感じてもらい
その感動をもって日本画作品にふれることで
日本画の魅力を理解してもらおうと考えたとのことです。
それは「美術に対して全く興味無い人でも庭園の良さなら理解できる」という考えからで
誰でも行ってみたくなる身近な美術館を目指していたようです。
館内には横山大観をはじめ、近代日本画壇の巨匠たちの作品も見られ
本館大展示室では童画コーナー、縁起物の日本画展、
冬の大観コレクションを鑑賞しました。
この他 北大路魯山人館、現代日本画展示室などもありましたが
滞在時間2時間では見切れません。
絵画は撮影禁止だったので
記念に図録を買いました。
写真を見てもお分かりのように今回は愛用のカメラを持たず
全てスマホ撮影でした。
ガラス越しの影響なのか?設定ミスなのか
ピンボケばかりでアップできる写真が無くて私としてはとても残念!
また心落ち着く庭園だけに
もう少しゆっくり鑑賞する時間が欲しかったです。