ぶらぶらとニュース見ていたら気になったので、クルマの事故2件。
その解説間違っていませんか?という内容です。
この事故ですが、またまたお得意の「アクセルとブレーキの間違い」と言っていますね。
これ確信的にアクセス踏んでるでしょ。そもそもブレーキを踏む気もなかったように見えます。
軽自動車特有の、周りの車の前に強引に出て「どけどけ!弱者のお通りだぁ~」って突進。
周りの流れを止めて「かっこよく」アクセル全開で曲がろうとしたら「曲がれませんでした」ってところじゃないでしょうか。
まあ専門的に言えば、FF(エンジンと駆動が前輪にある)の車でアクセル踏みっぱなしはアンダーステアにしかならないのです。
アンダーステアとは、ハンドルの舵角に対して外に膨らんでいく現象。
知らない人は多いと思いますが、アクセルを踏むと荷重が後ろタイヤに移ります。そうすると前輪の荷重が減ります。
つまり前輪が浮きます。そうすると曲がらなくなります。
ようは、曲がる予定でアクセルをバカ踏みしたら、思いのほか曲がらなかったというのがホントではないでしょうか。
つまり原因は「ブレーキを踏む気がなかった」かなと。
これも「スピードの出しすぎ」って一言でまとめられるんでしょうね。
原因は「運転が良くわからないのが原因で、車が不安定になっていることに気が付かず、コントロールが出来なかった」というところでしょう。
これも詳しい人ならわかりますが、スピードに関係なく、この事象は起きます。
巻き込みがたのオーバーステアってやつです。
オーバーステアと言うのは、ハンドルの舵角より曲がってしまう事象。リアタイヤが滑っている時も含まれます。
つくばサーキットの最終コーナーや鈴鹿サーキットの2コーナー、富士スピードウェイのヘアピンは名所です。
曲がっていると気に「ちょん」ブレーキをした時なんか、良く起こりますね(笑
その時、前輪に荷重が一気に移ります。その結果、リアタイヤが浮き上がります。結果リアタイヤが飛んでいきます。
軽トラなのでリアの荷重が軽く、本事象が発生しやすい。
雨などで路面がぬれていたら、発生確率が上がります(笑
多分ですが、クルマが不安定になっていること(なること)に気が付いていないんじゃないですかね。
知ってます?車は4輪ありますが、不安定になるんですよ。
うまい人は、不安定にならないように常にコントロールするんですよ。
イニシャルDで、コップに水を入れて走るでしょ(笑
うまい人は、不安定になる事を嫌うんですよ。そして、何をすると不安定になるかを知っている。
まあ、この軽トラの人は、運転レベルがいまいちレベルだったという事です。
年齢が高齢との事ですが、運転レベルは何年車に乗っているかは全く関係ないことが良くわかりますね。
どちらも高齢者なんですが・・・この人たち、昔からこんな運転していたのでしょう。
「どけどけ!」ってね。
こういう運転をする人は繰り返すと思いますので、こういう人の免許をどうするか?考える時が来たと思います。
ただ、高齢者全員と言うのも違うかなと。
では、なぜこういう人が高齢者に多いのか?そういう分析も必要なんだと思いますね。