お疲れ様です。
新型コロナウイルスが猛威を振るっておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
先月から私も時差出勤を開始し、いつもより早い時間の電車で通勤しています。
さすがに大都市圏ほどではありませんが、四国でも通勤時間帯の電車はギューギューの過密状態ですので、毎日駅でみかけるけど知り合いではないオジサマと濃厚接触の日々でしたが、今ではソーシャルディスタンスの確保もバッチリです。
ところで、私が利用している電車は「高松琴平電気鉄道」、通称「ことでん」といって、香川県にある私鉄です。
ことでんのマスコットキャラクターで、イルカの駅員さんである「ことちゃん」は、今、私の一番のお気に入りとなっています。
さすがうどん県にある鉄道の駅員さんというべきか、釜玉うどんが好物のことちゃんは、「ごはんがなければ、うどんをたべればいいじゃない」と言い放つ、可愛いだけじゃない、ちょっとクセのあるキャラクターです。そのうえ、ゆるキャラでは珍しく、結婚をして、子供も授かっています。
ホームページのトップ画面でも「ぞぞー」と音を立てながらうどんをすすっていることちゃんですが、災害などでダイヤが乱れたときは震えて泣きながら謝ってくれる可愛いヤツです。
そのくせ、ことちゃんがイルカなのは、以前、ことでんが存続の危機に陥ったときに「ことでんは必要か?(いるか?)」と議論になったことから自戒の念を込めてイルカになったという、ゆるキャラのくせにゆるくない、衝撃的な生い立ちをしています。
キャラクターグッズもオンラインショップなどで販売されており、パスケースやメモ帳といった小物から、ことちゃんをモチーフにしたヘルメット、LINEのスタンプまで、豊富なラインナップで、私のファン心を強烈にくすぐってきます。
ことちゃんはツイッターも開設しておりますので、どんなイルカか気になった方はぜひご覧になってみてください。
新型コロナウイルスの影響で、人の移動が急激に減少したことに途方に暮れつつも、早期終息を祈ってくれることちゃんに出会うことができます。
なお、私は鉄道に詳しくないのですが、ことでんでは、京浜急行、近鉄、名古屋市営地下鉄などを引退した様々な車両が現役で運行しており、なかには90年以上も走り続ける大正生まれのレトロ電車もあることから、鉄道ファンの方からは「動く鉄道博物館」として人気だそうです。そういえば、線路沿いでシャッターチャンスを狙っている姿もよく見かけます。
しかしながら、レトロ電車は今年から順次引退を迎えることになっており、秋以降には引退セレモニーが予定されているようです。
そのころには新型コロナウイルスが終息していることと信じて、ご興味のある方にはぜひ四国まで遊びに来ていただけたらと願っています。
四国地本 M.K