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アホな大将、敵より恐い!

2022年01月18日 | 災害・事故・疫病

私が住んでいる堺から見て、
淡路島は大阪湾を隔てて真東、
神戸は大阪湾の北西、
共に指呼の間にある。
平成七年(1995年)一月十七日午前五時四十六分、
寐ていた私は、
ゴーンという衝撃で飛び起きたが、
咄嗟に、
ダンプカーが家にぶち当たった、
と思った。
次ぎに、三人の子供の様子を見るために二階に駆け上がった。
二階に損傷はなく、
子供は三人とも、布団から状態を起こして呆然としていた。

それから二十七年経った今朝の五時四十六分も、
外は真っ暗だった。
そして、各地で犠牲者六千四百三十四人の
追悼慰霊が行われていることが報道されている。
しかし、
重大危機に遭遇したときの
死活的に重要な教訓は報道されていない。
だから、これからそれを記しておく。

死活的に重要な教訓は・・・!
「アホな大将、敵より恐い」
と、言うことだ!

そう、この時の内閣総理大臣は社会党の村山富市。
このアホは、この朝、東京で、財界人と朝食会をしていて、
「なにぶん、朝が早かったし、初めてのことだったので・・・」
自分が自衛隊の最高指揮官であることに気付かず、
ボーッとその朝食会を続けていた。
しかし、その時、
自衛隊は内閣総理大臣の出動命令を、
今か今かと待っていたのだ。
自衛隊は、
このアホな大将村山富市内閣総理大臣の出動命令を待ち、
さらに、
どっかで宿泊していて行方が分からない
兵庫県知事の出動要請を待ったために、
初動に遅れたのだ!

これが如何に痛恨の遅れであったか!
直ちに救出に動いた警察と消防と、
初動に遅れを取った自衛隊の
生存者救出人数見れば一目瞭然だ。

生存者救出数
警察・・・三千四百九十五人
消防・・・一千三百八十七人
自衛隊・・・百六十五人(全生存者救出数の約3%!)

この時、伊丹に駐屯していた
陸上自衛隊の中部方面総監松島悠佐陸将は、
退任の記者会見で、
総理の命令を待って出動が遅れた時の
痛恨の思い、慚愧の念が一挙に込み上げ、慟哭した。

しかし、
松島総監の無念痛恨の思いは、
全自衛隊に伝わった。
それ故、自衛隊は、
十六年後の
平成二十三年(2011年)三月十一日十四時四十六分十八秒、
宮城県牡鹿半島東南東沖百三十㎞の海底を震源地とする
マグニチュード9の巨大地震が発生したとき、
丁度、
東京市ヶ谷の防衛省庁舎A棟十一階に集まって会議をしていた
四幕僚長
折木良一統合幕僚長、火箱芳文陸上幕僚長、
杉本正彦海上幕僚長そして、岩崎茂航空幕僚長
は、
直ちに自衛隊出動を決めた。
そして、
被災地国民救出活動の主力である
陸上自衛隊の火箱芳文陸幕長は、
君塚栄治東北方面総監に電話を入れ、
「知事の要請を待つことなく出動せよ!」
「全国から部隊を集めるから指揮を執れ!」
と告げたうえで、
直ちにA棟の階段を降りながら、
全国の部隊の戦闘序列を決定した。
海上自衛隊は、
大地震発災から六分後の二時五十二分に、
史上初めての「全可動艦艇出港」の命令を出し、
全艦、三陸沖に向かえ、と命じた。
この命令によって修理ドックに入っていた艦艇も、
海外で訓練中の艦艇も、
三陸沖に向かった。
これを見たアメリカ海軍幹部は、
海自幹部に対し、
これほど速く全艦隊を出動させる海自の能力は世界一だ、
と言った。

このように、自衛隊は
直ちに君塚栄治東北方面総監の指揮下に
陸海空十万七千の空前の規模の救出部隊を編成して
文字通り寝食を忘れて救出に専念した。
そして、
この東日本大震災における生存者救出数は次の通り。

警察・・・三千七百四十九人
消防・・・四千六百十四人
自衛隊・・・一万九千二百八十六人
これ、全生存者救出数の約70%!

本日、伝えなければならないのは、
この東日本大震災における自衛隊の能力が、
阪神淡路大震災において発揮されておれば、
多くの人々が生きて救助されていた!
ということだ。

この死活的な差は、
自衛隊の出動に関して、
阪神淡路大震災では
アホな総理大臣村山富市の命令を待ったのに対し、
東日本大震災では
その愚を繰り返さず、
アホな総理大臣菅直人の命令を待たなかった、
という一点にある!

国民諸兄姉よ、
これからは、アホを総理大臣にしてはダメなのだ!
これからも、
無量の国民の命と国家の存立がっかかった危機が襲ってくる。
いつ来るか分からないその危機に備えて、
口だけが上手い奴を総理にしてはだめなのだ。
このことが、マスコミが触れないので
今朝、私が言いたくなったことだ。

また最後に言っておく。
何故なら、
この総理大臣の命令を待たずに自衛隊が出動したことを、
未だに、シビリアン・コントロールに反する
と批判する者がいるのが
戦後という時代の狂った特徴であるからだ。

「シビリアン・コントロール」とは、
外国と戦争を開始するか開始しないか、
を決定するのは、
国民に対して最大の政治責任を負う
内閣総理大臣と大統領であるという原則である。
自衛隊が、
自然災害において、
直ちに国民の命を救う活動を開始することを命じるのは
各部隊長である。
また、山中でその現場に居合わせた自衛官である。
従って、
折木良一統合幕僚長と
火箱芳文陸上幕僚長は
我が国家の最高勲章を
天皇陛下から授与されるべきだ。

西村眞悟FBより




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