CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-176「きみの瞳が問いかけている」(日本)

2020年11月01日 00時18分50秒 | 日本映画
自分の幸せは自分の目で見てほしい
 目は不自由ながらもいつも明るい明香里は、ふとした勘違いがきっかけで元キックボクサーの青年・塁と出会う。たちまち惹かれ合い、恋に落ちる2人。
 しかしある日、明香里が彼女と両親に起きた悲劇を打ち明けた時、幸せだった2人の運命は大きく揺さぶられてしまうのだったが。(「allcinema」より)


 目の不自由な女性を支える男性の話というと、チャップリンの「街の灯」を思い出すが、その「街の灯」をベースとして製作されたのが、韓国映画「ただ君だけ」

 そして、その「ただ君だけ」を日本でリメイクしたのが、本作ということらしい。
 「ただ君だけ」も鑑賞したのだが、ちょっと内容は忘れているな。

 
 キック・ボクサーであった塁は、過去の傷を背負いながら生きている様子。
 あるガレージの管理人のバイトをしている時、ふとしたことで目が不自由な女性、明香里と出逢う。

 徐々に惹かれ合っていく二人。

 塁は距離を置いていたキック・ボクシングを再び始め、二人で幸せな日々を送るようになるが、そんな中、塁が過去に犯した罪に関わる者たちが再び近付き始める。
 更に明香里の目の状態も悪化し、盲目になる危険な状態となる。

 塁は、明香里に手術を受けさせ、護るため、塁に近付くかつての仲間たちの依頼で、アンダーグラウンドの闘いへと参加する。

 
 明香里は事故によって視力を失ったのだが、実はその事故には塁も関わっていたということが発覚するという過酷な運命。

 そして、彼女の視力回復の手術のため、危険な試合に挑むことにする塁が辿る運命。

 果たして、二人は最後幸せになれるのかと気になるところであるが、終盤はもどかしさばかりが募る展開だったな。

 最後、明香里は自分だけで塁を捜すより、犬のスクに追わせた方が早かったのではないかな。

 視力を失いながらも明るく生きる明香里と、夢を失って無気力に生きている塁。
 二人の出逢いから、やがて明らかになる真実から引き起こされる切ない展開。

 惹き込まれるラブ・ストーリーであった。 

/5

監督:三木孝浩
出演:吉高由里子、横浜流星、やべきょうすけ、田山涼成、野間口徹、岡田義徳
   奥野瑛太、般若、坂ノ上茜、森矢カンナ、町田啓太、風吹ジュン、三船海斗
於:TOHOシネマズ新宿

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