CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-208「ウッドランド」(カナダ)

2020年12月31日 09時37分38秒 | カナダ映画
たぶん猫は死んでいる
 妻と別れ、自暴自棄となったフォトジャーナリストのジェイク。仕事も失った彼は、太平洋の離島にあるロッジの監視員という職を得て島へとやって来る。
 島の唯一の住人であるロッジの管理人スパーキーに仕事を教わりながら、大自然の中で写真を撮り、少しずつ心癒されていくジェイクだったが。(「allcinema」より)


 離島にあるロッジの管理人として期間限定でやって来たカメラマンのジェイクが体験する謎を描いたサスペンス・スリラー。

 太平洋の離島で、ロッジの管理の手伝いをすることになったジェイクは、管理人であるスパーキーと共に2週間働くこととなる。

 島への行き来や物資の調達はセスナによる運搬だけ。
 孤島と言ってもいい場所で、ジェイクはスパーキーと過ごし、働きながら、写真を撮ったりする。

 ジェイクはどこか心に傷を負っているようで、時折、恋人か妻らしい女性のフラッシュバックが映しだされ、別れたばかりなのかなと思う。

 そして、彼女の存在がジェイクを苦しめている。

 ある意味閉ざされた場所で何かが起こりそうな不穏な雰囲気があるが、なかなかことは起こらない。

 やがて、ジェイクが撮った写真に思わぬものが写るようになる。

 何が起こるのか気になるところではあるが、全体的にはゆったりした展開なので、ちょっと眠気を誘うところもある。

 ジェイクの精神が病んで、何かしでかすのかなという感じではあるが、写真に映し出されたものが何を意味するのかも気になるところであった。

 そうした中、最大級のハリケーンを島が襲う。

 果たして、ジェイクは何をしでかすのか、ジェイクとスパーキーの運命はどうなるのか。

 結末からすると、サイコ・サスペンスとも言える作品であったかな。

 真実が明らかになり、ジェイクの精神状態、そして何故離島へとやって来たのかも判る。

 先行きの展開が気になり、興味深い話であったが、結末に関しては王道的なものだったかな。

/5

監督:ジョン・シルヴァーバーグ
出演:リチャード・ハーモン、フィリップ・グレンジャー
   フランク・C・ターナー、キャサリン・ジャック、アマンダ・タッピング
於:イオンシネマ幕張新都心

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