CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-217「劇場版 ほんとにあった!呪いのビデオ100」(日本)

2023年08月30日 00時52分49秒 | 日本映画
心霊ユーチューバーのようじゃない
 2022年4月、とあるスタジオで「ほんとにあった!呪いのビデオ96」のナレーション収録が行われていた。
 シリーズ1~7巻の構成・演出を担当し、その後もシリーズを通してナレーションを務めてきた中村義洋は、収録予定だった投稿映像のうちの1本を24年前にも見たことがあった。
 その映像は、理由があって当時は採用はされなかったのだが。(「作品資料」より)


 人気OV作品の最新作にして劇場版。

 OVなので、基本観ていないのだが、時折、劇場版が公開されるので、それは鑑賞しており「ほんとにあった!呪いのビデオ BEST OF BEST」以来の鑑賞である。

 視聴者から送られてきた映像を基に製作されるという作品で、今回長野県から届いたビデオが、1999年に届いたビデオの映像と同じということで、当時演出にあたり、今はナレーションを担当している中村義洋が、調査に加わる。

 スタッフと共に、ビデオに関わっていると思われる人に会ったり、更にスタッフたちの周囲にも不可思議な現象が起こり始める様を映し出している。

 呪いかもしれない映像の謎を解き明かそうとするスタッフたちの調査を描いたドキュメンタリー、否、モキュメンタリーか。

 ビデオに映っている怪しい神棚や達磨、そして鯛の目などが何を意味するのかを紐解いていく。

 そしてこのビデオを誰が撮った、作ったのかを調べていく中、ちょっとした驚きや恐怖の映像を差し挟んでくる。

 更に、ちょいちょい笑いも織り交ぜてある。

 民俗学から紐解く映像の内容など、なかなか面白い内容であった。

 調査の最終目的は、1999年に一度送られてきたビデオのオリジナルを見つけ出すこと。
 
 果たして、ビデオは見つかるのか、そして映像の謎は解明されるのか。

 一応、調査も無事終了ということで終わりを迎え、最後に今回映像を送ってきた視聴者と会話を交わすが、そこでもしやということを匂わせて終わる。

 映像自体よりも、その映像の調査をしていく展開というのが、面白かったモキュメンタリーである。
 
/5

演出:中村義洋
ナレーション:中村義洋
於:池袋シネマ・ロサ

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