やつらの魂をよこせ
西部開拓時代末期の1870年アメリカ。泥棒稼業から足を洗ったモリーは愛する夫と慎ましく暮らしていたが、賞金稼ぎに夫を殺されてしまう。
夫の名誉のため彼の無実を証明しようとしたモリーは巨大な陰謀の存在に気づき、自身の魂を死神に差し出して復讐の鬼と化す。(「作品資料」より)
1870年代のアメリカを舞台として、夫を賞金稼ぎに殺された女性、モリーの復讐を描いた西部劇アクション。
映像を観ていると、フィルムの状態から旧い作品かなと思わされたが、監督が、1960年代のカメラと16ミリフィルムで撮影したということで、わざと旧い感じを出していたんだな。
グラインドハウス映画のような雰囲気である。
夫を賞金稼ぎに殺された女性の復讐譚であったが、なかなか凄惨な描写で描かれる。
誰かに銃の扱いなど習うのかと思ったが、元々それなりのことはしていた様子。
夫の無実を信じ、夫が関わったとされる事件を調べるモリー。
やがて隠された真実が明らかになり、モリーは復讐を開始する。
物語の途中で、殺された夫の姿が見えたり、死神の姿が見えたりする。
死神に魂を売るということを表しているのかなと思っていたが、直接的に魂売るんだな。
モリーの怒りの行動が時にユーモラスさを感じさせるが、なかなか激しいシーンもあり、興味深い1本だった。
/5
監督:オースティン・スネル
出演:シェリー・リペル、ジェフ・ボイヤー、デバン・R・ガルシア、ディーン・ショーブ、ショーン・ネイバーグ、ジェイソン・パフ、パトリック・ポー、ムーンシャイン・マンテル
於:ヒューマントラストシネマ渋谷
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