CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-321「KIN キン」(アメリカ)

2019年12月19日 01時12分02秒 | アメリカ映画
パフォーマンス・アートは好きか
 近未来のデトロイト。少年イーライが義父のハルと2人で暮らしているところへ、長らく刑務所にいた兄ジミーが帰ってくる。ギャングのボス、テイラーに借りた大金の返済が迫るジミーは厳格なハルと衝突してしまう。
 そんな中、廃ビルでくず鉄拾いをしていたイーライは、現代の物とは思えない謎の武器を発見する。
 やがてイーライは、テイラー相手に大きなトラブルを起こしてしまったジミーとともに、懸命の逃亡を図るのだったが。(「allcinema」より)


 ポスター・ビジュアルなどを見ると、ガチガチのSFなのかと思っていたが、映像的には現代と変わらぬような雰囲気。

 一応、近未来という舞台設定らしいのだが、あることを除けば、SFらしい要素は皆無だったな。


 養子である黒人少年のイーライと義兄のジミーが、ある事件をきっかけに2人で逃げることとなる。

 2人を追うのはギャングのボス、テイラー。

 イーライは、それ以前、屑鉄を探して入った廃ビルで、この世界のものとは思えないものを見つける。

 それは未来か、宇宙から来た武器のようなもの。

 それを持ってジミーと一緒に旅に出ることにするイーライ。

 そして、テイラーとは別に、その武器らしきものを追って、謎の人物がイーライたちを追いかける。

 果たして宇宙から来たのか、それとも異世界の人物なのか。

 
 ジミーとイーライは途中立ち寄ったクラブでミリーという女性と出逢うが、そこでトラブルに巻き込まれてしまう。

 ジミーが窮地に陥った時、初めてイーライの持つものの威力が発揮される。

 やっぱり武器のようなものであったが、何故にイーライにそれを使うことが出来るのか。

 血の繋がらない兄弟のロード・ムービーのような様相を見せるが、旅に出ることにした本当の理由をイーライは知らない。

 それが明らかにされた時、兄弟の関係はどうなるのか。

 そして2人を追ってくるテイラーたちや謎の人物から逃れることが出来るのか。

 
 クライマックス、謎の人物の正体が明らかとなり、イーライ自身の秘密も明かされる。
 そして、ちょっとした逆転。

 SF要素も加えていたが、兄弟のロード・ムービーであり、命を賭けたサスペンスであった。

/5

監督:ジョナサン・ベイカー、ジョシュ・ベイカー
出演:ジャック・レイナー、ジェームズ・フランコ、ゾーイ・クラヴィッツ
   デニス・クエイド、マイルズ・トゥルイット、キャリー・クーン
於:新宿バルト9

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