CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-320「ラスト・クリスマス」(イギリス)

2019年12月18日 00時53分50秒 | イギリス映画
どうして感じられるの
 ロンドンのクリスマスショップで働くケイトは、まるで仕事に身が入らず、生活のほうも乱れがち。
 そんな時、ちょっと風変わりな青年トムと何度も遭遇する。彼はその度に、落ち込んだり問題に直面したりしているケイトをいろいろな方法で元気づけてくれるのだった。
 そんなトムに、いつしか心惹かれていくケイトだったが。(「allcinema」より)


 今でもジョン・レノン&オノ・ヨーコの「ハッピー・クリスマス(戦争は終った)」と山下達郎の「クリスマス・イブ」と合わせて3大クリスマス・ソングだと思っているワム!の同名タイトル曲をモチーフとして映画化された作品。

 作品内では、ワム!というよりジョージ・マイケルをフューチャーしているような感じではあったが。


 自分は歌手だと言って、オーディションを受けまくるも落ちてばかりのケイト。
 家族とも折り合いが悪く、知り合いの家を泊まり歩いて、荒んだ生活をしている。

 ちょっと自分勝手というところもあり、人に迷惑をかけることも多々。

 やや友人としては付き合いづらいところがあるかな。

 そんな彼女がトムという男と知り合い、彼女が悩んでいる時に現れては、色々な方法でアドバイスをしてくれたり、慰めてくれたりする。

 いつしかケイトはトムに惹かれていくが、どうもトムは一線を越えてこない態度。

 トムには何か秘密があるのではないかと匂わせる。


 クリスマスが近づいたロンドンを舞台にしたロマンティック・コメディであり、ケイトとトムの関係を描いていく話である。

 それとは別にロンドンの現状を描いている部分もある。
 
 ケイトと家族は旧ユーゴからの避難民。
 ケイトが働くクリスマス・ショップのオーナー、そしてトムはアジア系。
 ケイトの友人がアフリカ系と、主要人物は外国人ばかり。

 そんなロンドンにおける人々の感情も表されたりする。


 トムとの出逢いによって自分を変えていこうとするケイト。

 果たして2人の関係はどうなるのか気になったところで、クライマックスに明かされる思わぬ真実。

 この真実は、曲のタイトル、内容に多少は近づいた感じになっているのかな。

 ジョージ・マイケルの曲も数多く流れ、クリスマスの雰囲気も相俟り、ちょっとほっこりし、切ない気分にもさせるロマンティック・コメディであった。

/5

監督:ポール・フェイグ
出演:エミリア・クラーク、ヘンリー・ゴールディング、ミシェル・ヨー、エマ・トンプソン
於:池袋シネマ・ロサ

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