まだ50歳よ、80歳じゃない
フランス南西部にあるリゾート地ラ・ポワントである日、ひとりの男性が正体不明の怪物に襲われる事件が発生。観光客でにぎわうビーチはパニックになり、封鎖されることに。
早期退職を予定していた海上警察官の一員マジャは、これがサメの仕業であると推測。最後の任務としてサメ退治に挑み、勇敢な彼女はサメの捕獲に成功する。地元の人からも祝福され、晴れて引退したマジャだったが、海岸地帯で新たな犠牲者が出る。
一転して非難を浴びることになったマジャは、再びサメ退治に向かう。(「作品資料」より)
フランス映画史上初のサメ映画と言われるパニック・ホラー。
フランス南西部のリゾート地、ラ・ポワントで海上警察を務めるマジャ。
男性の食いちぎられた脚が発見され、サメの仕業だと確信したマディは、ビーチの封鎖を行う。
しかし、過去にそんな大きな人喰いザメなど出たことのないラ・ポワントの住民は激しく反対する。
そんな中、マジャはサメ退治に乗り出す。
全編「ジョーズ」へのオマージュが散りばめられた作品。
最初は、マディだけが巨大ザメの存在を訴え、警察の同僚含め誰も信じない。
そしてマディがサメを捕えるために用意するケージなどは、正に「ジョーズ」を思い出させるものだったな。
一旦サメを捕えることに成功するマディは、殺さずに移送することにする。
しかし、サメが逃げ出し、再び犠牲者が出ると、最初はサメを捕えて英雄として讃えられていたマディは、今度は殺さなかった責任で非難されることになる。
マディの責任ということはないのだが、殺人犯とまで非難されてしまう不条理さも描いている。
サメを捕えたことで警察を引退するマジャであるが、再びサメの襲撃があると退治に乗り出そうとする。
それを止めようとする夫のティエリー。
サメの襲撃の恐怖も描かれるが、理不尽な人々の姿も描いており、単純なパニック・ホラーという感じではなかったな。
意外と本格的と感じるサメ映画で、面白い一本だった。
/5
監督:ルドヴィック・ブケルマ、ゾラン・ブケルマ
出演:マリナ・フォイス、カド・メラッド、ジャン=パスカル・ザディ、クリスティーヌ・ゴーティエ、ロイック・リシャール
於:新宿シネマカリテ
フランス南西部にあるリゾート地ラ・ポワントである日、ひとりの男性が正体不明の怪物に襲われる事件が発生。観光客でにぎわうビーチはパニックになり、封鎖されることに。
早期退職を予定していた海上警察官の一員マジャは、これがサメの仕業であると推測。最後の任務としてサメ退治に挑み、勇敢な彼女はサメの捕獲に成功する。地元の人からも祝福され、晴れて引退したマジャだったが、海岸地帯で新たな犠牲者が出る。
一転して非難を浴びることになったマジャは、再びサメ退治に向かう。(「作品資料」より)
フランス映画史上初のサメ映画と言われるパニック・ホラー。
フランス南西部のリゾート地、ラ・ポワントで海上警察を務めるマジャ。
男性の食いちぎられた脚が発見され、サメの仕業だと確信したマディは、ビーチの封鎖を行う。
しかし、過去にそんな大きな人喰いザメなど出たことのないラ・ポワントの住民は激しく反対する。
そんな中、マジャはサメ退治に乗り出す。
全編「ジョーズ」へのオマージュが散りばめられた作品。
最初は、マディだけが巨大ザメの存在を訴え、警察の同僚含め誰も信じない。
そしてマディがサメを捕えるために用意するケージなどは、正に「ジョーズ」を思い出させるものだったな。
一旦サメを捕えることに成功するマディは、殺さずに移送することにする。
しかし、サメが逃げ出し、再び犠牲者が出ると、最初はサメを捕えて英雄として讃えられていたマディは、今度は殺さなかった責任で非難されることになる。
マディの責任ということはないのだが、殺人犯とまで非難されてしまう不条理さも描いている。
サメを捕えたことで警察を引退するマジャであるが、再びサメの襲撃があると退治に乗り出そうとする。
それを止めようとする夫のティエリー。
サメの襲撃の恐怖も描かれるが、理不尽な人々の姿も描いており、単純なパニック・ホラーという感じではなかったな。
意外と本格的と感じるサメ映画で、面白い一本だった。
/5
監督:ルドヴィック・ブケルマ、ゾラン・ブケルマ
出演:マリナ・フォイス、カド・メラッド、ジャン=パスカル・ザディ、クリスティーヌ・ゴーティエ、ロイック・リシャール
於:新宿シネマカリテ
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