CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-221「KESARI ケサリ 21人の勇者たち」(インド)

2019年09月11日 00時44分39秒 | インド映画
鶏がよしと言うまでやめるな
 1897年、イギリス領のインド北部。国境沿いには砦が築かれ、英国軍とシク教徒が警備に当たっていた。その一つ、僻地のサラガリ砦の司令官となったイシャル・シンは、配属されている実戦経験の乏しいシク教徒20人を鍛え直していく。
 しかしそんなサラガリ砦を、1万人の部族連合が急襲しようとしていた。(「allcinema」より)


 インド史に残る壮絶な戦い、〝サラガリの戦い〟を題材にした戦争アクション。

 
 当時イギリス領であったインドで、英国軍に協力していたシク教徒の一人であるイシャル・シン。

 英国人将校の命令を無視したことから、僻地であるサラガリ砦の司令官を命じられる。

 通信の中継地点という役割を担っているだけの砦には、20人のシク教徒たちがいたが、実戦経験もなく、緊張感も無い状態。

 イシャルはそんな彼らを鍛え直し、最初は反発していた部下たちもイシャルを信頼し始める。

 そんな中で、手を組んだ部族たちがサラガリ砦に襲撃を開始。

 救援部隊がやって来るまでに1日はかかるため、1万人を越える相手に対し、イシャルたちはたった21人で立ち向かうことになる。


 実際にあった戦いで、1万人対21人という状況も実話らしい。

 21人だとあっという間にやられそうだが、部族の誇りのために立ち向かい、策略を弄して、砦に迫り来る相手を退けていくイシャルたち。

 先に鑑賞した韓国映画「安市城 グレート・バトル」も多勢に無勢の戦いを描き、その中に有り得ないようなシーンがあったが、本作もややそういうシーンは頻繁。

 そういうことがなければ、たった21人で1万人もの相手に戦いを続けるのは難しいだろう。

 もちろんサラガリ砦の兵士が倒されていくシーンもあり、そこには少々ドラマティックな要素を加えている。


 イギリスが絡んでいても、実際は国内での戦争。
 
 イシャルを含めてサラガリ砦のシク教徒軍は名前がシンばかり。
 これはシク教徒による特徴なんだろうな。


 こういう戦争アクションでもしっかり途中で歌と踊りを挿入するのは、いかにもインド映画だなという印象で、面白くもあったな。

/5

監督:アヌラーグ・シン
出演:アクシャイ・クマール、パリニーティ・チョープラー
   ラケシュ・チャトゥルヴェディ・オーム、ミル・サルワール
   スヴィンダル・ヴィッキー、ヴァンシュ・バラドゥワージ、ハリー・ブラール
   ラージディープ・シン・ダリワル、スミート・パスラ
於:新宿ピカデリー

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