CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-068「エル・チカーノ レジェンド・オブ・ストリート・ヒーロー」(アメリカ)

2020年02月22日 10時50分19秒 | アメリカ映画
己の敵を知れ
 凶悪カルテルの捜査を任されたロサンゼルス市警察の刑事ディエゴ・エルナンデスは、自殺したと思われていた弟の本当の死因と間近まで迫っている縄張り争いとの繋がりを見つけ出す。
 規則に則った捜査と正義の追求との狭間で苦しむうちに、ストリートの伝説の覆面ヒーロー、エル・チカーノを知った彼は、生まれ育った街を守るため、弟の死の復讐のため、そしてギャングのボスとなった幼馴染を倒すため、血みどろの抗争を始める。(「KINENOTE」より)


 3人の少年の目の前で、ギャングのボスがストリートの伝説のヒーロー〝エル・チカーノ〟に殺される。

 それから20年が経ち、その少年たちのうちの1人、ディエゴは刑事となっている。

 ギャングの一味と思しき男たちが大勢殺される事件が発生し、その事件が亡くなったディエゴの弟に関わっていることを知る。

 やがてディエゴは捜査を進めていくうち、弟の本当の想いを知ることになり、20年前に父親をエル・チカーノに殺された幼馴染みで、ギャングのボスとなった男と対峙することとなる。

 幼馴染みではあったが、友情などが描かれるわけでもなく、ディエゴはギャングの殲滅のため捜査を進めるが、凶悪な敵をなかなか追い詰めることが出来ない。

 そしてついにディエゴは弟が考えていたことを受け継ぐことを決意する。


 覆面ヒーローもので、ディエゴが伝説のヒーロー、エル・チカーノになるまで、そしてヒーローとして戦う様を描いている。

 生身の人間なので、無敵というわけでもないが、悪を倒すために半ば命を賭けて戦う様は、多少の悲壮感も漂っている。

 全体的もダークな雰囲気で物語が展開されるという印象。

 一応、法で裁けない悪を倒すというヒーローのようではあったな。

 気になるのは、ディエゴがエル・チカーノになったとして、20年前に幼馴染みの父親を殺したエル・チカーノの正体は誰かということ。

 その正体は薄々判ってくるのだが、エル・チカーノの伝説は昔からあったようで、これは受け継がれていくヒーローということになるのかな。

 展開としては、王道的なヒーローものであった。

 ラストは多少続編を考えているのかなと思わせるものがあったな。

/5

監督:ベン・ブレイ
出演:ラウル・カスティーロ、ジョージ・ロペス
   エイミー・ガルシア、ケイト・デル・カスティーリョ
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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