CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-067「ヒトラーを殺し、その後ビッグフットを殺した男」(アメリカ)

2020年02月22日 00時47分46秒 | アメリカ映画
立ち止まって、靴紐を結んでいたのね
 軍人を引退し、愛犬と共に穏やかな老後を送るカルヴィンの前にFBI捜査官が現れる。カルヴィンは、かつてアドルフ・ヒトラーを暗殺した伝説のナチハンターだった。
 FBIの要件は、“人間に感染する恐ろしい病原菌を持つ、ビッグフットを殲滅してほしい”という極秘任務の依頼だった。
 引退後、心の奥底に燻っていたハンティングへの渇望を再び湧き上がらせたカルヴィンは、銃を背負い、ナイフを片手に、史上最も過酷なミッションに挑む。(「KINENOTE」より)


 タイトルからして非常に内容が気になる作品。

 原題もそのままのようだったな。

 
 愛犬と老後生活を送っているカルヴィン。
 彼が思い起こすのは、かつて遂行したミッションのこと。

 それは、どうやら第二次大戦中、ナチスに潜入し、かの総統を殺害したというもの。

 酒を飲んだり、弟の経営する床屋に寄ったりと、これといったこともせず過ごしているカルヴィンであるが、まだまだ何かしらやりたいという気持ちがあるよう。

 車を強奪しようとした若者たち3人を簡単にいなしてしまう程、力はまだ残っている。

 そんな現在のカルヴィンの姿と、若き日、任務に携わる姿、更に唯一愛した女性との姿が描かれる。

 そして現在のカルヴィンは、FBIから思いも寄らぬ任務を依頼される。
 それは病原菌を撒き散らしているビッグフットの殺害。

 ハンターとしての能力を再び発揮し、カルヴィンはビッグフットを見つけ出し、殺害することが出来るのか。

 
 これまた戦争モノのようで、ファンタジーでもあるアクション。

 総統を殺害した時の拳銃が、かなり細工されたもので、興味深かった。

 現在と若き日のカルヴィンの様子を映し出し、若き日に残した後悔を、現在で何とか昇華させる様子を描いているよう。

 タイトルにある任務については、それ程じっくり描かれるわけでもなく、どちらかと言えば、それ以外の様子、心情を描くことに重きを置いているようだったな。

 そのため話の起伏がやや弱かったかなという印象もあるが、展開は興味深い作品だった。

/5

監督:ロバート・クシコウスキ
出演:サム・エリオット、エイダン・ターナー、ラリー・ミラー
   ケイトリン・フィッツジェラルド、ロン・リヴィングストン
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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