CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-188「パラサイト 半地下の家族」(韓国)

2020年11月16日 00時05分51秒 | 韓国映画
金は皺を伸ばすアイロンさ
 失業中の父親キム・ギテクとその妻チュンスク、そして大学受験に失敗続きの息子ギウと美大を目指す娘のギジョンの4人が暮らしているのは半地下の薄暗い貧乏アパート。
 しがない内職で糊口を凌ぐ日々だったが、ある日ギウのもとに家庭教師の話が舞い込む。エリート大学生の友人から留学中の代役を頼まれたのだ。
 さっそくギウは経歴を偽り、IT企業の社長パク・ドンイクとその家族が暮らす高台の大豪邸へとやって来る。すぐに家族の信頼を得たギウは、今度は言葉巧みに妹のギジョンを美術の家庭教師として家族に紹介し、パク家に招き入れることに成功する。
 こうして少しずつパク家の中に自分たちの居場所を確保していくキム一家だったが。(「allcinema」より)


 昨年度のカンヌ国際映画祭の最高賞、パルムドール、そしてアカデミー最優秀作品賞にも選ばれたサスペンス・コメディ。

 半地下のアパートに暮らす、失業中のキム・ギテクとその家族。

 息子のギウに、あるIT企業社長、パク・インドクの娘の家庭教師の仕事が舞い込む。
 書類を偽造し、無事家庭教師の仕事にありついたギウは、家族を次々とパク家に使用人や家庭教師として招き入れる。

 社長の豪邸に入り込むことに成功したギテクと家族たち。
 そこまでは、コミカルな要素満載で物語は展開し、この先ギテクはどうするのだろうと気になるところ。

 しかし、そこから先は予想だにしない展開となっていく。
 ここからサスペンス要素満載であったな。

 秘密を持つこととなったギテクたち。
 果たして、このままギテクたちはパク家の使用人として生きていくのか、それとも乗っ取るのか。

 あるいは・・・

 韓国で叫ばれている、格差社会を反映した作品。

 そして、半地下で暮らしているギテクたちに沁みついて離れないものが出てくる。

 クライマックスは、韓国映画らしいとも言えるバイオレンスな展開となる。

 貧富の差を如実に描きながら、コミカルでサスペンスフルな展開となり、予想外の展開、顛末もあり、興味尽きない作品だった。

/5

監督:ポン・ジュノ
出演:ソン・ガンホ、イ・ソンギュン、チョ・ヨション、チェ・ウシク、パク・ソダム
   イ・ジョンウン、チャン・ヘジン、チョン・ジソ、チョン・ヒョンジュン、パク・ソギュン
於:新宿ピカデリー

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 20-187「ファナティック ハ... | トップ | 20-189「ブックスマート 卒... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

韓国映画」カテゴリの最新記事